未解決のまま残る事件 26件/1948〜2012年
- 収録件数
- 26件
- 対象期間
- 1948〜2012年
- 死者数の合計
- 53人
- 最多の種別
- 殺人
表1 未解決のまま残る事件の一覧
| 発生年 | 事件 | 未解決である理由・現在の状況 |
|---|---|---|
| 1948年 | 庭坂事件 | 人為的な線路破壊が疑われながら犯人が特定されないまま終わった事件 |
| 1949年 | 松川事件 | 被告人全員の無罪が確定し、列車を転覆させた者は特定されないまま公訴時効を迎えた |
| 1950年 | 北海道拓殖銀行美深支店強盗殺人事件 | 捜査線上には延べ3千人が浮かんだが真犯人は特定できず、1965年に発生から15年で公訴時効が成立した。 |
| 1963年 | 草加次郎事件 | 「草加次郎」を名乗る人物による一連の爆発・脅迫事件の一つとみられるが、犯人は特定されないまま1978年に公訴時効が成立した。 |
| 1968年 | 三億円事件 | 白バイ警察官を装った男が現金輸送車ごと約2億9,430万円を奪って逃走し、犯人は特定されないまま1975年に公訴時効が成立した。戦後最大級の未解決事件として知られる。 |
| 1975年 | クアラルンプール事件 | 日本政府は「超法規的措置」として勾留・服役中の活動家の釈放に応じ、犯人グループはリビアへ出国して人質は全員解放された。実行犯の訴追には至らなかった。 |
| 1975年 | 佐賀女性7人連続殺人事件 | 7件すべてが解決に至らないまま公訴時効を迎えた。北方事件で起訴された男性は一審・控訴審とも無罪となり2007年に確定している。 |
| 1979年 | 長岡京ワラビ採り殺人事件 | 白昼の山中でパート勤務の主婦2人が殺害され、被害者の遺留品に「この男の人わるい人」との走り書きが残されたが、犯人の特定に至らないまま1994年に公訴時効が成立した。 |
| 1981年 | みどり荘事件 | 逆転無罪の確定後、真犯人が特定されないまま公訴時効が成立した |
| 1983年 | 東鉄工業作業員宿舎放火殺人事件 | 1998年6月7日に殺人罪の公訴時効が成立し、実行犯が特定されないまま未解決事件となった。 |
| 1984年 | グリコ・森永事件 | 1985年8月の終息宣言後に犯行が途絶え、2000年に全事件の公訴時効が成立して、警察庁広域重要指定事件として初の未解決事件となった。 |
| 1990年 | 長崎屋火災 | 死者15人を出したが、放火犯は特定できないまま2005年に時効が成立した。 |
| 1992年 | 東村山警察署旭が丘派出所警察官殺害事件 | 勤務中の警察官が刺殺され拳銃が奪われたが、2007年に公訴時効が成立し未解決のままとなっている。 |
| 1994年 | 福徳銀行5億円強奪事件 | 金融機関を狙った単独の強盗事件としては国内史上最高額とされるが、2002年に公訴時効が成立した。 |
| 1995年 | 警察庁長官狙撃事件 | 警察庁長官が銃撃され重傷を負った。オウム真理教の関与が疑われたが、未解決のまま公訴時効が成立した。 |
| 1996年 | 御嵩町長襲撃事件 | 産業廃棄物処理場の建設に反対していた町長が襲撃されたが、犯人は逮捕されないまま2011年に公訴時効が成立した。 |
| 1998年 | 群馬一家3人殺害事件 | 被害者の長女にストーカー行為を繰り返していた男が重要参考人とされたが、行方が分からないまま未解決となっている。 |
| 2000年 | 世田谷一家殺害事件 | 犯人は犯行後も半日近く現場にとどまり、指紋やDNA型を含む多数の遺留品を残したが、四半世紀を経ても特定に至っていない。警視庁は最高2千万円の捜査特別報奨金を設定して情報提供を呼びかけている。 |
| 2003年 | 泉南郡熊取町小4女児誘拐事件 | 下校途中の小学4年生の女児が行方不明になり、未成年者略取誘拐事件として捜査が続いているが、2026年現在も所在は確認されていない。 |
| 2003年 | 五霞町女子高生殺害事件 | 祭りに出かけた女子高生が行方不明になり3日後に遺体で発見された。20年以上が経過した現在も犯人の特定・逮捕には至っていない。 |
| 2008年 | 舞鶴高1女子殺害事件 | 起訴された被告は1審で無期懲役とされたが、控訴審で逆転無罪となり2014年に最高裁で無罪が確定した。犯人は特定されていない。 |
| 2008年 | 千葉港女性バラバラ死体遺棄事件 | 切断された女性の遺体の一部が発見されたが、頭部と両腕は見つかっておらず、犯人は現在も特定されていない。 |
| 2009年 | 板橋区資産家夫婦放火殺人事件 | 現金が現場に残されていたことなどから面識のある人物による犯行の可能性が指摘されているが、未解決のまま捜査が続いている。 |
| 2011年 | 靖国神社放火事件 | 実行犯は事件後に韓国へ出国し、日本への身柄引き渡しは実現しなかった。 |
| 2012年 | 六本木クラブ襲撃事件 | 実行犯グループの多くは裁判で有罪が確定したが、犯行を主導したとされる男は事件から10年以上を経ても所在が判明せず、公開手配が続いている。 |
図1 年代別の収録件数
収録している事件
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松川事件
1949年(昭和24年)8月17日未明、福島県信夫郡金谷川村(現・福島市松川町金沢)の東北本線松川駅〜金谷川駅間で、旅客列車が脱線転覆し、機関車の乗務員3人が死亡した。線路のレールと継目板が外されていたことから、何者かによる列車妨害と判断された。
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佐賀女性7人連続殺人事件
1975年(昭和50年)から1989年(平成元年)にかけて、佐賀県杵島郡北方町(現・武雄市)を中心とする半径約20キロの範囲で、女性7人が相次いで行方不明となり遺体で発見された。多くが水曜日に失踪していたことから連続性が指摘された。
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みどり荘事件
1981年(昭和56年)6月27日深夜から28日未明にかけて、大分県大分市六坊町のアパート「みどり荘」で、18歳の女子短大生が自室で殺害された。隣室に住んでいた男性が翌年1月に逮捕・起訴され、大分地方裁判所は1989年に無期懲役を言い渡したが、…
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東鉄工業作業員宿舎放火殺人事件
1983年(昭和58年)6月7日午前3時45分ごろ、千葉県四街道市の東鉄工業株式会社の作業員宿舎で放火とみられる火災が発生し、社員2人が死亡、1人が火傷を負った。同社は新東京国際空港(成田空港)の航空燃料輸送パイプライン工事を請け負っており、…
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北海道拓殖銀行美深支店強盗殺人事件
1950年(昭和25年)4月2日未明、北海道中川郡美深町の北海道拓殖銀行美深支店に賊が侵入し、支店長夫妻・行員夫妻・支店長の娘2人の計6人に麻酔薬とみられる薬品を注射して眠らせたうえ、刃物で頸動脈などを切断して殺害し、現金108万円を奪った事件。
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庭坂事件
1948年(昭和23年)4月27日未明、福島県庭坂村(現・福島市)の奥羽本線赤岩-庭坂間で、青森発上野行きの上り急行旅客列車が脱線転覆し、機関士・機関助士と、たまたま便乗していた技工の3人が死亡した。
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白銀大火
1961年(昭和36年)5月29日夜、青森県八戸市白銀町で発生した火災が、台風から変わった低気圧による強風にあおられて燃え広がり、707戸を全焼させた大火。
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草加次郎事件
1963年(昭和38年)9月5日、東京都中央区の地下鉄銀座線京橋駅に停車中の列車内で時限爆弾が爆発し、乗客10人が負傷した事件。「草加次郎」を名乗る人物による1962年からの一連の爆発・脅迫事件の一つとみられ、犯人は特定されないまま1978年に公訴時効が成立した。
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三億円事件
1968年(昭和43年)12月10日、東京都府中市で白バイ警察官を装った男が現金輸送車を停止させ、東芝府中工場従業員のボーナス約2億9,430万円を積んだまま車ごと奪って逃走した強奪事件。犯人は特定されないまま1975年に公訴時効が成立し、戦後最大級の未解決事件として知られる。
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クアラルンプール事件
1975年(昭和50年)8月4日、マレーシアの首都クアラルンプールで、日本赤軍のメンバー5人がアメリカ総領事館とスウェーデン大使館の入居するビルを襲撃・占拠し、総領事ら52人を人質に立てこもった事件。
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グリコ・森永事件
1984年3月、江崎グリコ社長が誘拐されたことを発端に、「かい人21面相」を名乗る犯人グループが森永製菓・丸大食品・ハウス食品・不二家など複数の食品会社を標的に、青酸ソーダ入りの菓子をばらまくと脅迫を繰り返した広域企業脅迫事件(警察庁広域重要指定114号事件)。
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長崎屋火災
兵庫県尼崎市のスーパーマーケット「長崎屋尼崎店」で発生した火災。死者15人を出したが、放火犯は特定できないまま2005年に時効が成立した。
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東村山警察署旭が丘派出所警察官殺害事件
東京都清瀬市の派出所で勤務中の警察官が刺殺され、拳銃が奪われた事件。2007年に公訴時効が成立し、未解決のままとなっている。
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福徳銀行5億円強奪事件
1994年(平成6年)8月5日午前、神戸市中央区の福徳銀行神戸支店で、現金輸送作業中の行員が拳銃を持った男2人に襲われ、現金約5億4100万円が奪われた。金融機関を狙った単独の強盗事件としては国内史上最高額とされる。2002年に公訴時効が成立し、未解決のまま終わった。
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警察庁長官狙撃事件
出勤中の警察庁長官・國松孝次氏が自宅マンション前で銃撃され重傷を負った事件。オウム真理教の関与が疑われたが、未解決のまま公訴時効が成立した。
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御嵩町長襲撃事件
1996年(平成8年)10月30日、産業廃棄物処理場の建設に反対していた岐阜県御嵩町の柳川喜郎町長が、自宅マンション付近で2人組の男に襲われ頭蓋骨骨折の重傷を負った事件。犯人は逮捕されないまま2011年に公訴時効が成立し、未解決事件となっている。
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群馬一家3人殺害事件
群馬県の住宅で、電気工事業を営む一家3人が殺害された事件。被害者の長女にストーカー行為を繰り返していた男が重要参考人とされたが、行方が分からないまま未解決となっている。
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世田谷一家殺害事件
2000年(平成12年)12月30日深夜から31日未明にかけて、東京都世田谷区上祖師谷三丁目の住宅で、一家4人(当時44歳の会社員男性、41歳の妻、8歳の長女、6歳の長男)が刃物などで殺害されているのが発見された事件。犯人は犯行後も半日近く現場にとどまり、衣類や刃物など多数の遺留品を残して逃走した。
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泉南郡熊取町小4女児誘拐事件
2003年(平成15年)5月20日午後、大阪府泉南郡熊取町で、下校途中の小学4年生の女児(当時9歳)が行方不明になった。大阪府警は未成年者略取誘拐事件として捜査を続けているが、2026年現在も所在は確認されておらず、長期未解決事件となっている。
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五霞町女子高生殺害事件
2003年(平成15年)7月6日夜、埼玉県草加市の神社の祭りに出かけた女子高生(当時15歳)の行方が分からなくなり、3日後の7月9日、茨城県猿島郡五霞町の用水路で遺体となって発見された。事件から20年以上が経過した現在も、犯人の特定・逮捕には至っていない。
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舞鶴高1女子殺害事件
2008年(平成20年)5月、京都府舞鶴市で高校1年の女子生徒が行方不明になった後、遺体で発見された事件。1審は無期懲役としたが、控訴審で逆転無罪となり、2014年に最高裁で無罪が確定した。
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千葉港女性バラバラ死体遺棄事件
2008年(平成20年)7月11日、千葉市中央区の千葉港で、切断された女性の遺体の一部が発見された。3日後には別の部位も見つかったが、頭部と両腕は発見されず、被害者を殺害した犯人は現在も特定されていない。
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板橋区資産家夫婦放火殺人事件
2009年(平成21年)5月25日、東京都板橋区の民家で、不動産賃貸業を営む資産家の夫婦が殺害され、放火された事件。現金が現場に残されていたことなどから、面識のある人物による犯行の可能性が指摘されているが、未解決のまま捜査が続いている。
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靖国神社放火事件
東京都千代田区の靖国神社の門が放火された事件。実行犯は事件後に韓国へ出国し、日本への身柄引き渡しは実現しなかった。
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六本木クラブ襲撃事件
2012年(平成24年)9月2日未明、東京都港区六本木のクラブ内で、飲食店を経営する男性(当時31歳)が、対立グループとの人違いにより集団に金属バットなどで暴行を受け、死亡した事件。
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長岡京ワラビ採り殺人事件
1979年(昭和54年)5月23日、京都府長岡京市内のスーパーマーケットでパート勤務していた主婦2人が、勤務終了後に近隣の竹林へワラビ採りに向かったまま行方不明となった。2日後の5月25日、山中で2人の遺体が発見された。
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「未解決のまま残る事件」事件JP、2026年9月8日閲覧。https://jiken.jp/theme/unsolved-cases/