舞鶴高1女子殺害事件

現在 2014年7月、最高裁が検察の上告を棄却して起訴された男の無罪が確定し、犯人は特定されないまま未解決

発生日 2008年5月7日(平成20年) 2008年(平成20年)の事件 / 5月7日に起きた事件
経過 発生から18年5か月 2014年7月10日の確定から12年3か月
発生場所 京都府 舞鶴市(雑木林)
種別 殺人
状態 未解決 公訴時効早見表で制度を確認できます
被害 死者 1人
  • 未解決のまま残る事件起訴された被告は1審で無期懲役とされたが、控訴審で逆転無罪となり2014年に最高裁で無罪が確定した。犯人は特定されていない。
2008年(平成20年)5月、京都府舞鶴市で高校1年の女子生徒が行方不明になった後、遺体で発見された事件。1審は無期懲役としたが、控訴審で逆転無罪となり、2014年に最高裁で無罪が確定した。
舞鶴高1女子殺害事件を象徴する概念イラスト
※イメージ画像(生成AIによる概念イラストであり、実際の現場・関係者を写したものではありません)
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事件の経過

2008年5月6日夜、京都府舞鶴市の高校1年の女子生徒が「国道沿いの店の近くにいる」と友人に連絡した後、行方が分からなくなった。翌7日未明、生徒は市内の雑木林で殺害されたとみられ、8日午前に遺体が発見された。死因は窒息死で、頭部や顔面を殴られた痕もあった。
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逮捕・起訴と一審判決

事件発生から半年後の2008年11月、男は別件(窃盗罪)で逮捕され、これを契機に捜査線上に浮上した。2009年4月7日、男は殺人罪・死体遺棄罪の容疑で再逮捕され、同月29日に起訴された。2011年5月、京都地方裁判所は目撃証言などを根拠に無期懲役の判決を言い渡した。

控訴審での逆転無罪と確定

弁護側は目撃証言の信用性を争って控訴し、2012年12月、大阪高等裁判所は「犯人と認定するには合理的な疑いが残る」として一審判決を破棄し、逆転無罪を言い渡した。検察側の上告に対し、2014年7月、最高裁判所は証言の信用性が認められないとして上告を棄却し、無罪が確定した。事件は法的には未解決のまま終結し、真相は明らかになっていない。

「迷宮入り」と呼ばれる異例の経過

一度は無期懲役の有罪判決を受けながら、控訴審・上告審を経て無罪が確定するという経過は、日本の刑事裁判において極めて異例である。目撃証言の信用性をめぐる判断が一審と二審で分かれたことは、状況証拠中心の裁判における立証の難しさを改めて浮き彫りにした。

真相不明のまま残された事件

無罪確定により、法的には「犯人不明」の状態に戻ったが、警察の再捜査による新たな進展は報じられていない。若い命が奪われた事件の真相が明らかにならないまま長い年月が過ぎていることに、遺族や地域社会から真相解明を求める声が続いている。

検察の再捜査をめぐる議論

無罪確定後も、京都府警は情報の再点検を続けているとされるが、新たな容疑者の浮上などの進展は公表されていない。

目撃証言の信用性という論点

一審・二審で結論が分かれた最大の要因は、被害者と一緒にいたとされる人物についての目撃証言の信用性であった。捜査段階での写真提示の方法が証言に影響を与えた可能性が指摘され、目撃証言に依存した立証の危うさを示す事例として、刑事司法の分野でたびたび取り上げられている。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 2008年5月7日
  2. 逮捕 2008年11月15日 +192日
  3. 逮捕 2009年4月7日 +143日
  4. 判決 2011年5月18日 +771日
  5. 判決 2012年12月12日 +574日
  6. 判決 2014年7月10日 +575日

経過

  1. 2008年5月7日
    平成20年

    事件・事故 高校1年の女子生徒が殺害される

  2. 2008年11月15日
    平成20年

    逮捕 男が別件(窃盗罪)で逮捕される

    事件発生から半年後、下着・賽銭の窃盗容疑で逮捕。後に殺人事件の捜査線上に浮上する契機となった。

  3. 2009年4月7日
    平成21年

    逮捕 男が殺人罪・死体遺棄罪の容疑で再逮捕される

  4. 2009年4月29日
    平成21年

    その他 男が殺人罪・強制わいせつ致死罪で起訴される

  5. 2011年5月18日
    平成23年

    判決 京都地方裁判所が無期懲役の判決

    京都地方裁判所

  6. 2012年12月12日
    平成24年

    判決 大阪高等裁判所が逆転無罪を言い渡す

    大阪高等裁判所

  7. 2014年7月10日
    平成26年

    判決 最高裁判所が検察の上告を棄却し無罪が確定

    最高裁判所

出典・参考資料

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「舞鶴高1女子殺害事件」事件JP、2026年10月27日閲覧。https://jiken.jp/cases/2008-maizuru-schoolgirl-murder-case/
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更新履歴

  • 2026年9月26日 逮捕・起訴の経緯を訂正(別件逮捕→再逮捕→起訴の3段階を明確化、本文の自己矛盾「8か月余り…同年8月」を解消)

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