福徳銀行5億円強奪事件

発生日 1994年8月5日(平成6年)
経過 発生から31年11か月
発生場所 兵庫県 神戸市中央区三宮町
種別 強盗
状態 未解決
1994年(平成6年)8月5日午前、神戸市中央区の福徳銀行神戸支店で、現金輸送作業中の行員が拳銃を持った男2人に襲われ、現金約5億4100万円が奪われた。金融機関を狙った単独の強盗事件としては国内史上最高額とされる。2002年に公訴時効が成立し、未解決のまま終わった。
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事件の経過

1994年8月5日午前9時20分ごろ、神戸市中央区三宮町の福徳銀行神戸支店の車庫で、現金輸送車から現金の入ったジュラルミンケース3個を降ろそうとしていた行員3人に、2人組の男が拳銃を突きつけて接近した。男らは行員をライトバンに押し込んで身動きを封じたうえで、現金約5億4100万円が入ったケース3個を奪い、乗り付けていた車で猛スピードで逃走した。犯行に使われた車は現場から約800メートル離れた路上で発見されたが、現金は既に別の車に積み替えられており、乗り捨てられていた車も盗難車と判明した。金融機関を狙った強盗事件としては、被害額で国内史上最高額とされる事件となった。
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捜査とその後

行員の証言からは、拳銃を持っていた男が40歳くらいでグレーの作業服にサングラス、もう1人が50歳くらいでベージュの作業服姿だったという特徴が得られたが、兵庫県警は長期間にわたり犯人の特定に至らなかった。1997年11月、事件について知人に打ち明けたとされる元会社員の男が事情聴取を受けた直後に自殺し、捜査は新たな局面を迎えた。1999年10月には、換金された紙幣の記番号が奪われた現金と一致したことなどから、元暴力団員の男が有力な容疑者として浮上し、兵庫県警は同月13日、この男を強盗容疑で指名手配した。しかし男は事件後に韓国や香港などへ渡航を繰り返しており、その分公訴時効の完成が延長されていたものの、2002年4月1日に時効が成立した。この元暴力団員の男は2007年、愛知県内の信用金庫支店で発生した別の現金強盗事件の際、取り押さえられて現行犯逮捕されたが、本件については既に時効が成立していたため起訴されることはなかった。長年にわたり犯人の見当がつきながら時効の壁に阻まれたこの事件は、公訴時効制度のあり方を問い直す事例としても取り上げられ、日本では2010年の刑事訴訟法改正で殺人罪等の公訴時効が廃止されたものの、強盗罪については依然として時効が存在しており、制度上の議論は今なお続いている。

経過

  1. 1994年8月5日
    平成6年

    事件・事故 現金輸送車から現金約5億4100万円が奪われる

  2. 2002年4月1日
    平成14年

    その他 公訴時効が成立

    有力容疑者は海外渡航歴により時効が延長されていた。

出典・公的資料

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「福徳銀行5億円強奪事件」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/1994-fukutoku-bank-robbery/

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更新履歴

  • 2026年7月17日 初版公開

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