六本木クラブ襲撃事件

現在 2016年6月までに実行役の男らの有罪が確定したが、犯行を主導したとされる男は所在不明で公開手配が続く

発生日 2012年9月2日(平成24年) 2012年(平成24年)の事件 / 9月2日に起きた事件
経過 発生から14年1か月 2016年6月15日の確定から10年4か月
発生場所 東京都 港区六本木(雑居ビル内クラブ)
種別 殺人
状態 未解決 公訴時効早見表で制度を確認できます
被害 死者 1人  負傷者 2人
  • 未解決のまま残る事件実行犯グループの多くは裁判で有罪が確定したが、犯行を主導したとされる男は事件から10年以上を経ても所在が判明せず、公開手配が続いている。
2012年(平成24年)9月2日未明、東京都港区六本木のクラブ内で、飲食店を経営する男性(当時31歳)が、対立グループとの人違いにより集団に金属バットなどで暴行を受け、死亡した事件。実行犯グループの多くは裁判で有罪が確定したが、犯行を主導したとされる男は事件から10年以上を経た現在も所在が判明せず、公開手配が続いている。
六本木クラブ襲撃事件を象徴する概念イラスト
※イメージ画像(生成AIによる概念イラストであり、実際の現場・関係者を写したものではありません)
スポンサーリンク

事件の経過

2012年(平成24年)9月2日午前3時40分ごろ、東京都港区六本木の雑居ビル2階にあったクラブ内で、来店客として滞在していた飲食店経営の男性(当時31歳)が、目出し帽をかぶり金属バットなどを持った複数の男に短時間で激しい暴行を加えられた。男性は頭蓋骨の損傷などにより搬送先の病院で死亡が確認された。同席していた友人2人も軽傷を負った。捜査の結果、実行犯グループは暴走族の流れをくむグループの関係者を中心とする一団で、数年前に同グループの関係者が殺害された事件への報復を目的に、対立する別グループの関係者を襲う計画だったことが判明した。被害者は当時足を負傷していて杖代わりの傘を使っており、標的とされた人物と外見が似ていたために人違いで襲われたとみられている。被害者と実行犯グループの間には面識がなかった。実行犯グループが属していたのは、暴走族の人脈を背景に六本木や渋谷の繁華街で勢力を持っていたとされる集団で、暴力団のような明確な組織構造を持たない一方で違法な資金獲得活動にも関与しているとみられ、いわゆる「半グレ」集団の代表例として、この事件をきっかけに警察の取り締まり対象として注目されるようになった。
スポンサーリンク

捜査と主犯格の逃走

警視庁は実行犯グループの関係者らを中心に逮捕状を取り、2013年1月までに18人が相次いで逮捕された。裁判では実行役とされた男らに懲役8年から15年の判決が言い渡され、このうち中心的な実行役とされた男は2016年6月15日に最高裁判所が上告を棄却し、懲役15年の判決が確定した。一方、犯行を主導したとされる男は事件直後から国外に逃亡したとみられ、東南アジア方面での潜伏が指摘されているが、2024年時点でも所在は判明していない。警視庁は多額の懸賞金を懸けて公開手配を続けており、事件は組織性の高い集団犯罪として、その後の暴力団・不良集団対策をめぐる議論にも影響を与えた。裁判では、実行犯グループが対立相手への報復を目的として周到に凶器や目出し帽を準備し、標的の外見的特徴を事前に共有した上で犯行に及んだ計画性の高さが重く見られ、複数の被告に長期の実刑判決が言い渡された。捜査当局は主犯格の男の潜伏先について国内外の情報提供を呼びかけ続けており、事件は10年以上を経てもなお完全には解決していない。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 2012年9月2日
  2. 逮捕 2013年1月 +121日
  3. 判決 2013年12月19日 +352日
  4. 判決 2014年12月18日 +364日
  5. 判決 2016年6月15日 +545日

経過

  1. 2012年9月2日
    平成24年

    事件・事故 クラブ内で経営者の男性が集団に暴行され死亡

  2. 2013年1月
    平成25年

    逮捕 実行役の男ら18人が相次いで逮捕

  3. 2013年12月19日
    平成25年

    判決 一審、実行役の男に懲役11年の判決(求刑22年)

    東京地方裁判所は「首謀者ではなく連絡役にすぎない」として懲役11年の実刑判決を言い渡した。

    東京地方裁判所

  4. 2014年12月18日
    平成26年

    判決 控訴審、実行役の男の懲役を11年から15年に増刑

    東京高等裁判所は一審の量刑判断を軽すぎるとして破棄し、懲役15年を言い渡した。

    東京高等裁判所

  5. 2016年6月15日
    平成28年

    判決 最高裁、実行役の男の懲役15年が確定

    最高裁判所

出典・参考資料

この事件については、判決文・調査報告書などの一次資料をまだ確認できていません。以下は報道・文献などの参考資料です(出典の方針)。

さらに調べるには

資料の探し方や引用の書き方は調べ学習・レポートでの使い方にまとめています。

関連する法律用語

この記事を引用する

レポート・記事などで本ページを参照する際は、以下の表記をご利用ください。一次資料までたどる方法は調べ学習・レポートでの使い方をご覧ください。

「六本木クラブ襲撃事件」事件JP、2026年10月30日閲覧。https://jiken.jp/cases/2012-roppongi-club-assault/
スポンサーリンク

更新履歴

  • 2026年9月26日 フォローアップ第2ラウンド: 一審判決日(2013-12-19、懲役11年)を追加(資料間の日付競合を解消)
  • 2026年9月26日 227件監査バッチ19(追補): 控訴審での増刑(懲役11年→15年)イベントを追加
  • 2026年9月23日 警視庁麻布警察署の公開手配情報を出典として追加
  • 2026年7月29日 初版公開

本ページは報道・文献などの参考資料に基づいて作成しています。情報の誤りにお気づきの場合や、掲載内容の削除・訂正のご依頼は お問い合わせ・削除依頼よりご連絡ください。