7月の事件 日にちごとに発生した事件を掲載(全31件)
7月1日
-
長崎男児誘拐殺人事件
2003年(平成15年)7月1日、長崎市内の家電量販店で家族と買い物中だった男児(4歳)が、当時中学1年の少年(12歳)に連れ去られ、翌2日、市内の立体駐車場で遺体となって発見された。少年は刑事責任年齢に達しておらず、家庭裁判所の審判を経て児童自立支援施設に送致された。
7月2日
-
金閣寺放火事件
1950年(昭和25年)7月2日未明、京都市の鹿苑寺(金閣寺)で、同寺の徒弟僧(当時21歳)が国宝の舎利殿(金閣)に放火し全焼させた事件。人的被害はなかったが、足利義満坐像など国宝の寺宝も焼失した。三島由紀夫の小説「金閣寺」のモチーフになったことでも知られる。
7月3日
-
ばんだい号墜落事故
1971年(昭和46年)7月3日夕、東亜国内航空63便「ばんだい号」(YS-11型機)が札幌から函館へ向け飛行中、函館市の横津岳付近に墜落し、乗員乗客68人全員が死亡した。運輸省の事故調査委員会は、操縦者の位置誤認と強風による飛行経路のずれを事故原因と推定した。
7月4日
-
令和2年7月豪雨(熊本県球磨川氾濫)
2020年(令和2年)7月4日未明、熊本県南部の球磨川流域に線状降水帯が停滞し記録的な豪雨となった。人吉市・球磨村など13か所で球磨川とその支流が氾濫・決壊し、球磨村の特別養護老人ホームでは入所者14人が死亡するなど、熊本県内で67人が死亡した。
7月5日
-
阪神大水害
1938年(昭和13年)7月3日から5日にかけて、梅雨前線による豪雨が六甲山系一帯を襲い、神戸市を中心に大規模な土石流・浸水被害が発生した。神戸市だけで616人が死亡するなど、兵庫県内の死者・行方不明者は600人を超え、住宅の損壊・浸水は21万戸以上に及んだ。
7月6日
-
五霞町女子高生殺害事件
2003年(平成15年)7月6日夜、埼玉県草加市の神社の祭りに出かけた女子高生(当時15歳)の行方が分からなくなり、3日後の7月9日、茨城県猿島郡五霞町の用水路で遺体となって発見された。事件から20年以上が経過した現在も、犯人の特定・逮捕には至っていない。
7月7日
-
平成30年7月豪雨
2018年(平成30年)7月5日から8日にかけて西日本を中心に記録的な豪雨が続き、7月7日未明には岡山県倉敷市真備町で高梁川水系小田川などの堤防が決壊し、町の4分の1が浸水して51人が死亡した。全国の死者は224人にのぼり、平成以降の風水害では最多の被害となった。
7月8日
-
安倍晋三銃撃事件
2022年(令和4年)7月8日昼、奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、参議院議員選挙の応援演説中だった安倍晋三元内閣総理大臣が、手製の銃を持った男(当時41歳)に背後から撃たれ、搬送先の病院で死亡が確認された。首相経験者が銃撃により死亡したのは1936年の二・二六事件以来だった。奈良地方裁判所は2026年1月21日、殺人罪等で求刑通り無期懲役の判決を言い渡したが、被告側が控訴し、大阪高等裁判所で審理が続いている。
7月9日
-
松山城放火事件
1933年(昭和8年)7月9日、愛媛県松山市の松山城で火災が発生し、小天守・隅櫓など複数の建物が焼失した。放火したのは、1932年から4年間にわたり近畿・四国・九州の45か所に放火を重ねていた男で、1937年に死刑判決を受け、1939年に刑が執行された。
7月10日
-
出水市針原地区土石流災害
1997年(平成9年)7月10日未明、鹿児島県出水市の針原地区で、梅雨前線による豪雨を受けて斜面が崩壊し、大規模な土石流が集落を襲った。19戸の住宅が押し流され、21人が死亡した。
7月11日
-
千葉港女性バラバラ死体遺棄事件
2008年(平成20年)7月11日、千葉市中央区の千葉港で、切断された女性の遺体の一部が発見された。3日後には別の部位も見つかったが、頭部と両腕は発見されず、被害者を殺害した犯人は現在も特定されていない。
7月12日
-
北海道南西沖地震
1993年(平成5年)7月12日22時17分、北海道南西沖の日本海を震源とするマグニチュード7.8の地震が発生した。震源が島に極めて近かったため、発生から数分という短時間で奥尻島に大津波が到達し、青苗地区では津波と同時多発火災による被害が重なった。気象庁の集計では死者・行方不明者は230人(死者202人・行方不明28人)にのぼり、住家全壊577棟などの被害が生じた。
7月13日
-
平成16年7月新潟・福島豪雨
2004年7月12日夜から13日にかけて新潟県中越地方で記録的な集中豪雨が発生し、13日午後1時7分、三条市内で五十嵐川左岸の堤防が決壊して濁流が市街地に流入した。刈谷田川など複数河川でも氾濫が発生し、気象庁の集計で死者16人・負傷者83人、住家被害は13,000棟を超えた。死者の多くは避難が遅れた高齢者だった。
7月14日
-
岸信介内閣総理大臣刺傷事件
1960年7月14日午後、東京都千代田区の首相官邸で開かれた自民党総裁交代の祝賀会からの退出時、岸信介首相(当時)が男に登山用ナイフで左尻・大腿部を6回刺され重傷を負った。日米安保条約改定を巡る混乱が続くさなかの事件で、犯人は現場で取り押さえられた。岸首相は翌日総辞職を表明し、傷害罪に問われた犯人には懲役3年の判決が確定した。
7月15日
-
三鷹事件
1949年7月15日夜、東京都三鷹町(現・三鷹市)の国鉄三鷹駅構内で、三鷹電車区に停車中だった無人電車が暴走し、車止めを突破して駅前商店街に突入・脱線した。6人が死亡、20人が負傷し、下山事件・松川事件と並ぶ「国鉄三大ミステリー事件」の一つとされる。関係者10人が起訴され、最高裁判所大法廷は1955年、元運転士1人の単独犯行と認定し、8対7の1票差で死刑判決を確定させた。
7月16日
-
新潟県中越沖地震
2007年7月16日午前10時13分、新潟県上中越沖を震源とするマグニチュード6.8の地震が発生し、柏崎市・長岡市・刈羽村で震度6強を観測した。新潟県内で死者15人、負傷者2,345人、住家全壊1,331棟などの被害が生じた。柏崎刈羽原子力発電所でも変圧器火災など複数のトラブルが発生し、原子力施設の耐震安全性が社会的関心を集めた。
7月17日
-
昭和28年7月南紀豪雨
1953年7月17日深夜から18日朝にかけ、梅雨前線の停滞により和歌山県北部・中部の山間部で24時間降水量が500mmを超える豪雨となった。有田川・日高川など県内の河川が氾濫・決壊し、有田川上流の花園村では大規模な地すべりで集落が被害を受けた。気象庁の災害調査報告によれば死者713人・行方不明411人・負傷者5,819人にのぼり、当時の県人口の約4分の1が被災した。
7月18日
-
京都アニメーション放火殺人事件
2019年7月18日午前、京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオに男がガソリンをまいて放火し、従業員ら36人が死亡、32人が負傷した。男は事件当日に身柄を確保されたが重傷のため長期入院し、2020年5月に正式逮捕、同年12月に殺人罪等で起訴された。2024年1月、京都地方裁判所は死刑を言い渡し、被告本人の控訴取り下げにより2025年1月に死刑が確定した。
7月19日
-
渋谷事件
1946年(昭和21年)7月19日夜、東京都渋谷区の渋谷警察署前で、警察官・暴力団関係者の連合隊と、武装した在日台湾人グループとの間で銃撃戦が発生した。警察官1人と在日台湾人が死亡し、双方あわせて多数の負傷者を出した。同年12月、占領目的阻害罪により関係者に有罪判決が言い渡された。
7月20日
-
平成15年7月水俣豪雨災害
2003年7月20日未明、熊本県水俣市で梅雨前線と湿舌の影響による集中豪雨が発生し、市内2地区で大規模な土石流が発生した。19人が死亡、7人が負傷し、避難勧告の発令が土石流発生後となったことが後に対応の課題として指摘された。県内の物的被害額は約176億円にのぼった。
7月21日
-
明石花火大会歩道橋事故
2001年(平成13年)7月21日夜、兵庫県明石市の海岸で開催された花火大会の帰路、JR朝霧駅前の歩道橋で見物客が過密状態となり「群衆雪崩」が発生した事故。11人が死亡(大半が幼児・高齢者)、200人前後が負傷した。警備計画の不備が重大な要因として指摘され、警備を担当した明石署の警察官らの刑事責任が長期にわたり問われた。
7月22日
-
東住吉事件
1995年7月22日、大阪市東住吉区の住宅駐車場で火災が発生し、入浴中だった当時11歳の女児が死亡した。学資保険金目的の放火殺人の疑いで女児の母親と内縁の夫が同年に逮捕・起訴され、1999年に無期懲役判決が確定した。しかし自白の任意性・信用性への疑義から再審請求がなされ、大阪地方裁判所は2012年に再審開始を決定。2016年8月の再審判決で両名に無罪が言い渡され、検察が控訴権を放棄して確定した。
7月23日
-
昭和57年7月豪雨
1982年7月23日夕方から翌24日未明にかけて、長崎県長崎市を中心に記録的な集中豪雨が発生した。長与町では1時間雨量187mmという当時の日本観測史上最高値を記録し、県内で土石流や崖崩れが多発した。死者・行方不明者は299人にのぼり、その多くが土砂災害によるものだった。この災害を機に気象庁は「記録的短時間大雨情報」の運用を開始した。
7月24日
-
熊本母娘殺害事件
1985年(昭和60年)7月24日未明、熊本県上益城郡甲佐町の民家で、女性(当時63歳)とその養女(当時22歳)が、侵入した男に殺害された。加害者の男は、1962年の殺人罪で無期懲役の判決を受け仮釈放中だった。1999年、死刑が執行された。
7月25日
-
和歌山毒物カレー事件
1998年7月25日夕方、和歌山市園部地区の夏祭り会場で提供されたカレーライスに何者かが亜ヒ酸を混入し、67人が急性ヒ素中毒を発症、4人が死亡した。近隣に住む女性が殺人・殺人未遂罪等で起訴され、2002年に和歌山地方裁判所が死刑判決を言い渡し、2009年5月に最高裁判所で死刑が確定した。直接証拠のない状況証拠中心の判決として、その後も再審請求が続いている。
7月26日
-
相模原障害者施設殺傷事件
2016年7月26日未明、神奈川県立の知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)に元職員の男が刃物を持って侵入し、入所者らを次々と刺傷した。入所者19人が死亡、入所者24人と職員2人の計26人が負傷し、戦後日本の事件史上最多の犠牲者を出した。男は逮捕され、2020年3月、横浜地方裁判所は完全責任能力を認めて死刑を言い渡し、被告本人が控訴を取り下げたため同月中に死刑が確定した。
7月27日
-
ロッキード事件
1976年2月、米上院チャーチ委員会でロッキード社による対日工作が発覚し、同年7月27日、東京地方検察庁特捜部は外国為替及び外国貿易管理法違反の容疑で田中角栄前首相を逮捕した。田中は全日空へのトライスター機売り込みに絡み丸紅を通じて5億円を受け取ったとされ、8月に受託収賄罪等で起訴された。1983年、東京地方裁判所は懲役4年の実刑判決を言い渡したが、田中は上告審係属中の1993年に死去し公訴棄却となった。共犯とされた秘書や丸紅側の被告については、1995年に最高裁判所で有罪が確定した。
7月28日
-
橋北中学校水難事件
1955年7月28日、三重県津市立橋北中学校の水泳訓練中、中河原海岸で急激な水位上昇と異常な流れが発生し、多数の女子生徒が溺れて36人が死亡した。学校長ら3人が業務上過失致死罪で起訴され、津地方裁判所は執行猶予付き有罪判決を言い渡したが、名古屋高等裁判所は異常な流れを「不可抗力」と認定して無罪を言い渡し、判決が確定した。
7月29日
-
少年ライフル魔事件
1965年(昭和40年)7月29日、神奈川県高座郡座間町で、当時18歳の少年が警察官を射殺して銃を奪い、東京都渋谷区の銃砲店に立てこもって警官隊と銃撃戦を繰り広げた。少年は逮捕され、1969年に死刑が確定、1972年に執行された。
7月30日
-
全日空機雫石衝突事故
1971年7月30日、東京発千歳行きの全日空58便(ボーイング727型機)と航空自衛隊のF-86F訓練機が岩手県岩手郡雫石町上空で空中衝突した。自衛隊機の搭乗員2人はパラシュートで脱出したが、全日空機は空中分解し、乗客乗員162人全員が死亡した。事故調査の結果、自衛隊機が訓練空域を逸脱していたことが主因と認定され、訓練を指導した教官の刑事責任が問われた。
7月31日
-
ふじみ野市大井プール事故
2006年(平成18年)7月31日、埼玉県ふじみ野市営の大井プールで、遊泳中の小学2年の女児(当時7歳)が、外れていた流水プールの吸水口に吸い込まれて死亡した。市教育委員会の元課長・元係長が業務上過失致死罪に問われ、2009年に有罪が確定した。