令和2年7月豪雨(熊本県球磨川氾濫) 通称: 熊本豪雨
| 発生日 | 2020年7月4日(令和2年) 2020年(令和2年)の事件 / 7月4日に起きた事件 |
|---|---|
| 経過 | 発生から6年3か月 |
| 発生場所 | 熊本県 人吉市・球磨村ほか(球磨川流域) |
| 種別 | 災害 |
| 状態 | 終結 |
| 被害 | 死者 67人 |
2020年(令和2年)7月4日未明、熊本県南部の球磨川流域に線状降水帯が停滞し記録的な豪雨となった。人吉市・球磨村など13か所で球磨川とその支流が氾濫・決壊し、球磨村の特別養護老人ホームでは入所者14人が死亡するなど、熊本県内で67人が死亡した。
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災害の経過
2020年7月4日未明、梅雨前線に伴う線状降水帯が熊本県南部の球磨川流域に停滞し、約9時間にわたり平均350ミリという記録的な豪雨をもたらした。人吉市では午前5時15分に避難指示が発表されたが、球磨川とその支流は人吉市・球磨村・八代市・芦北町・相良村の計13か所で氾濫・決壊し、あわせて約1060ヘクタールが浸水した。球磨村渡地区では、特別養護老人ホーム「千寿園」が浸水し、入所者65人のうち別館へ避難させきれなかった14人が死亡した。熊本県内の死者は67人(災害関連死2人を含む)にのぼり、このうち約8割にあたる50人が球磨川流域に集中した。人吉市中心部でも広い範囲が浸水し、市街地の商店や住宅が深さ2メートルを超える泥水に浸かった。この豪雨は熊本県だけにとどまらず、その後も7月13日から14日にかけて中国地方、27日から28日にかけて東北地方でも大雨をもたらし、7月3日から31日までの期間全体では、全国の死者は84人、行方不明者は2人に達した。
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被害の背景と課題
千寿園が立地する場所は、水防法改正に伴う想定の見直しにより最大規模の浸水想定区域(浸水深10〜20メートル)に含まれることになっていたが、施設の避難計画にはこの想定が反映されておらず、年2回の避難訓練でも河川の氾濫そのものは想定されていなかった。国土交通省と厚生労働省は7月中に、高齢者福祉施設の避難のあり方を検討する会議を発足させ、施設の立地条件と早期の避難判断のタイミングが全国的な課題として取り上げられた。同様の福祉施設が全国の浸水想定区域内に数多く立地している実態も、あわせて指摘された。
その後の対応
千寿園は場所を移して再建され、入所者は新しい施設で生活を続けている。球磨川流域では、堤防のかさ上げや河道掘削、遊水地の整備など、流域全体で治水対策を進める「流域治水」の取り組みが本格化した。人吉市街地でも、浸水した商店街の再建や、水害の記憶を伝える伝承施設の整備が進められている。
経過
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2020年7月4日
令和2年事件・事故 球磨川流域で氾濫・堤防決壊が相次ぐ
熊本県内で死者67人、特別養護老人ホームでは入所者14人が死亡。
出典・公的資料
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- その他
- 公的発表・広報
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「令和2年7月豪雨(熊本県球磨川氾濫)」事件JP、2026年10月30日閲覧。https://jiken.jp/cases/2020-kuma-river-flood/
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更新履歴
- 2026年9月24日 内閣府防災白書を一次資料として追加
- 2026年7月18日 初版公開
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