熊本母娘殺害事件
| 発生日 | 1985年7月24日(昭和60年) |
|---|---|
| 経過 | 発生から41年 1987年6月1日の確定から39年1か月 |
| 発生場所 | 熊本県 上益城郡甲佐町 |
| 種別 | 殺人 |
| 状態 | 判決確定 |
| 被害 | 死者 2人 負傷者 0人 |
1985年(昭和60年)7月24日未明、熊本県上益城郡甲佐町の民家で、女性(当時63歳)とその養女(当時22歳)が、侵入した男に殺害された。加害者の男は、1962年の殺人罪で無期懲役の判決を受け仮釈放中だった。1999年、死刑が執行された。
事件の経過
1985年7月24日未明、熊本県上益城郡甲佐町の民家に男が侵入し、就寝中だった家主の女性(当時63歳)とその養女(当時22歳)を刃物で襲い、2人とも失血死させた。加害者の男(当時55歳)は、1962年に元妻の親族を殺害した罪で無期懲役の判決を受けて服役していたが、事件当時は仮釈放中の身だった。男は、元妻の一族が自分を一方的に悪者扱いしたとする逆恨みの感情を募らせ、元妻にゆかりのある被害者宅に侵入し、犯行に及んだ。犯行の凄惨さから、当時の熊本県内では大きな衝撃をもって報じられた。
捜査と裁判
男は事件から5日後の7月29日、タクシー運転手からの通報を受けた警察により、熊本県内の競馬場で身柄を確保された。1986年8月5日、熊本地方裁判所は求刑通り死刑を言い渡した。判決は、被告が犯行当時所持金が乏しかったうえ被害者宅の家具を物色していたことなどから強盗の犯意を認め、「2度目の仮釈放中に2人の人命を奪った犯行に酌むべき事情はなく、まじめに更生に努めている他の仮釈放者への社会的影響も大きい」と量刑理由を述べた。1987年6月22日、福岡高等裁判所の控訴審も「元妻や親族への逆恨みによる計画的な犯行」と認定し、「仮釈放の恩典を悪用した犯行は、更生に努める受刑者や関係者に深刻な影響を与えた」として控訴を棄却し、死刑判決が確定した。1999年9月10日、死刑が執行された。
その後の影響
無期懲役の仮釈放中に重大な再犯が起きたこの事件は、仮釈放制度の運用のあり方を問い直す事例として、その後の議論でもたびたび引き合いに出されている。仮釈放者に対する保護観察の実効性や、再犯防止に向けた指導体制の強化を求める声が高まる契機ともなり、法務省はその後、仮釈放者の再犯防止に関する各種の施策を見直している。加害者が過去にも殺人罪で服役していた無期懲役囚だった点は、無期刑の運用と仮釈放審査の重さを社会に改めて認識させた事件として記憶されている。
経過
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1985年7月24日
昭和60年事件・事故 民家に侵入した男が女性2人を殺害
仮釈放中の男による、元妻の一族への逆恨みが動機。
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1985年7月29日
昭和60年逮捕 熊本県内の競馬場で身柄を確保
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1986年8月5日
昭和61年判決 熊本地方裁判所が死刑を言い渡す
熊本地方裁判所
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1987年6月
昭和62年その他 福岡高等裁判所の控訴審で死刑確定
福岡高等裁判所
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1999年9月10日
平成11年その他 死刑執行
出典・公的資料
- その他
- その他
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「熊本母娘殺害事件」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/1985-kumamoto-mother-daughter-murder/
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更新履歴
- 2026年7月18日 初版公開
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