長崎男児誘拐殺人事件
| 発生日 | 2003年7月1日(平成15年) |
|---|---|
| 経過 | 発生から23年 |
| 発生場所 | 長崎県 長崎市 |
| 種別 | 誘拐・監禁 |
| 状態 | 終結 |
| 被害 | 死者 1人 |
特集
事件が変えた法律・制度
2003年(平成15年)7月1日、長崎市内の家電量販店で家族と買い物中だった男児(4歳)が、当時中学1年の少年(12歳)に連れ去られ、翌2日、市内の立体駐車場で遺体となって発見された。少年は刑事責任年齢に達しておらず、家庭裁判所の審判を経て児童自立支援施設に送致された。
事件の経過
2003年7月1日午後7時ごろ、長崎市内の大型家電量販店で、家族と買い物に訪れていた男児(4歳)が、店内のゲームコーナーで遊んでいるところを離れ、行方が分からなくなった。当時中学1年生だった少年(12歳)が「お父さん、お母さんに会いに行こう」などと声をかけて男児を連れ出し、路面電車に乗せて市内を連れ回した後、長崎市万才町の立体駐車場の屋上に連れて行った。少年は屋上で男児に暴行を加えたうえ、約20メートル下の通路に突き落として殺害した。翌2日午前9時45分ごろ、駐車場の従業員が1階通路で倒れている男児を発見し、通報を受けた警察が既に死亡していることを確認した。
捜査と審判の経過
長崎県警察は、事件当日に量販店周辺で不審な行動をとっていた人物についての目撃情報や防犯カメラの映像などをもとに捜査を進め、7月9日、事件に関与したとして中学1年の少年を補導した。少年は刑事責任年齢である14歳に達していなかったため逮捕されず、事件は児童相談所を経て長崎家庭裁判所に送致された。家裁は同月24日から約2か月間、専門家チームによる精神鑑定を実施し、少年はアスペルガー症候群と診断されたが、家裁は診断結果について「それが犯行の原因になったとは認められない」との見解を示した。審判の結果、少年は保護処分として児童自立支援施設に送致された。
社会への影響
この事件は、刑事責任を問えない年少の少年による重大事件として大きな注目を集め、その後の少年法改正論議の一つのきっかけとなった。一方で、補導された少年の氏名や住所、学校名などがインターネット上に書き込まれ、顔写真が出回る事態も生じた。日本弁護士連合会や東京弁護士会は、少年法61条が禁じる推知報道の趣旨を無にしかねないとして、少年の実名報道や社会からの排斥は本人と家族を孤立させ社会復帰を著しく困難にするおそれがあると指摘する会長声明を発表した。少年は施設で処遇を受けたのち社会復帰したが、2008年9月17日、宿泊先のホテルを一時的に抜け出して行方不明になり、2日後に長崎市内の路上で保護される騒動も起きている。
経過
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2003年7月1日
平成15年事件・事故 男児が連れ去られ殺害される
中学1年の少年が男児を連れ出し、立体駐車場屋上から突き落として殺害した。
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2003年7月2日
平成15年その他 駐車場で男児の遺体発見
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2003年7月9日
平成15年その他 中学1年の少年を補導
刑事責任年齢に達しておらず逮捕はされず、家庭裁判所に送致された。
出典・公的資料
- その他
- 公的発表・広報
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「長崎男児誘拐殺人事件」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/2003-nagasaki-boy-murder/
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更新履歴
- 2026年7月18日 初版公開
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