8月の事件 日にちごとに発生した事件を掲載(全32件)
8月1日
-
墨田区花火問屋爆発事故
1955年(昭和30年)8月1日、東京都墨田区の花火問屋が経営する花火工場の倉庫で爆発が発生し、18人が死亡、80人以上が重軽傷を負った。爆風は周辺の建物にも被害を及ぼし、住宅密集地における花火の保管・製造の危険性を浮き彫りにした。
8月2日
-
司ちゃん誘拐殺人事件
1980年(昭和55年)8月2日、山梨県東八代郡一宮町(現・笛吹市)で男児(当時5歳)が身代金目的で誘拐され、2日後の8月4日に殺害された事件。犯人の男は死刑判決を受けたが、控訴審で無期懲役に減刑され確定した。
8月3日
-
天皇機関説事件
1935年(昭和10年)8月3日、岡田啓介内閣が「国体明徴に関する政府声明」を発表し、東京帝国大学名誉教授・美濃部達吉の憲法学説「天皇機関説」を国体に反するとして排撃した事件。同年2月、貴族院で菊池武夫議員が天皇機関説を「謀叛」と非難したことに端を発し、美濃部の著書は発禁処分となり、美濃部は9月に貴族院議員を辞職した。軍部・右翼の圧力による学問・言論への統制強化を象徴する事件として知られる。
8月4日
-
クアラルンプール事件
1975年(昭和50年)8月4日、マレーシアの首都クアラルンプールで、日本赤軍のメンバー5人がアメリカ総領事館とスウェーデン大使館の入居するビルを襲撃・占拠し、総領事ら52人を人質に立てこもった事件。犯人グループは日本国内で勾留・服役中の活動家7人の釈放を要求し、日本政府は「超法規的措置」としてこれに応じた。占拠は8月8日、犯人グループがリビアへ出国・投降して終結し、人質は全員解放された。
8月5日
-
福徳銀行5億円強奪事件
1994年(平成6年)8月5日午前、神戸市中央区の福徳銀行神戸支店で、現金輸送作業中の行員が拳銃を持った男2人に襲われ、現金約5億4100万円が奪われた。金融機関を狙った単独の強盗事件としては国内史上最高額とされる。2002年に公訴時効が成立し、未解決のまま終わった。
8月6日
-
小田急線車内殺傷事件
2021年(令和3年)8月6日午後8時30分ごろ、東京都世田谷区を走行中の小田急小田原線の車内で、刃物を持った男が乗客に次々と切りつけ、10人が負傷した。男は「幸せそうな女性を見ると殺したいと思っていた」という趣旨の供述をしており、無差別的な動機による事件として社会に衝撃を与えた。東京地方裁判所は2023年7月14日、殺人未遂罪等で懲役19年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。
8月7日
-
南武線久地駅・津田山駅間踏切事故
1962年(昭和37年)8月7日、川崎市の南武線久地駅・津田山駅間の踏切で、トラックと電車が衝突したのち対向電車とも二重に衝突する事故が発生し、3人が死亡、154人が重軽傷を負った。踏切事故対策の強化を促す契機となった。
8月8日
-
日向灘地震・南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)
2024年(令和6年)8月8日16時43分ごろ、日向灘の深さ約30kmを震源とするマグニチュード7.1(気象庁暫定値)の地震が発生し、宮崎県日南市で震度6弱を観測した。気象庁は宮崎港で51cm、日南市油津で40cmの津波を観測するなど千葉県から鹿児島県にかけて津波を観測したと発表し、16人が負傷、住宅79棟が被害を受けた。気象庁はこの地震を受け、2019年の運用開始以来初めてとなる「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表し、政府は約1週間、大規模地震への注意を呼びかけた。
8月9日
-
岩手県種市町妻子5人殺害事件
1989年(平成元年)8月9日朝、岩手県九戸郡種市町(現・洋野町)の民家で、元漁船員の男が就寝中の妻子5人を殺害した事件。控訴審で死刑判決を受けたが、被告人が上告中に病死し、公訴棄却により裁判は終結した。
8月10日
-
東名山北バス事故
1995年(平成7年)8月10日午前、神奈川県山北町の東名高速道路上り線で、過積載のトラックが小学生の社会科見学に向かう観光バスに追突した。バスに乗っていた児童1人、市職員1人、バスガイド1人の計3人が死亡し、41人が重軽傷を負った。
8月11日
-
令和3年8月の大雨
2021年(令和3年)8月11日から26日にかけて、日本付近に停滞した前線に暖かく湿った空気が流れ込み、西日本から東日本にかけて記録的な大雨が続いた。8月12日には九州北部地方、13日には中国地方で線状降水帯が発生し、14日には佐賀県嬉野市で24時間降水量555.5ミリを観測するなど、観測史上1位の値を更新する地点が相次いだ。総務省消防庁の集計では、長野県・広島県・長崎県・熊本県・鹿児島県などで13人が死亡した。
8月12日
-
日本航空123便墜落事故
1985年(昭和60年)8月12日、羽田発大阪行きの日本航空123便(ボーイング747SR)が群馬県多野郡上野村の御巣鷹の尾根に墜落した事故。乗員乗客524人のうち520人が死亡し、単独機の航空事故としては世界最悪の犠牲者数となった。運輸省航空事故調査委員会は、過去の修理ミスに起因する後部圧力隔壁の破壊を事故原因とする報告書を公表した。
8月13日
-
沖国大米軍ヘリ墜落事件
2004年(平成16年)8月13日、訓練飛行中だった在日アメリカ海兵隊の大型輸送ヘリコプターが不具合を起こし、沖縄国際大学の構内に墜落・炎上した。搭乗員3人が負傷したが、大学関係者や周辺住民に負傷者はなかった。日米地位協定の壁により事故の全容解明には至らなかった。
8月14日
-
玄倉川水難事故
1999年(平成11年)8月14日、神奈川県山北町の玄倉川で、大雨によるダム放流で増水した川の中州に取り残されたキャンプ客18人が、避難勧告を無視して留まり続けた末に濁流に流された。13人が死亡する惨事となり、増水時の避難のあり方を巡る議論を呼んだ。
-
黒磯小2女児誘拐事件
2001年(平成13年)8月14日、栃木県黒磯市(現・那須塩原市)で、水遊びをしていた小学2年生の女児(当時7歳)が男2人に車で拉致され、市内のアパートに監禁された。女児は翌15日に解放されて無事保護された。2人は同月中に相次いで逮捕され、2003年3月、宇都宮地方裁判所で実刑判決を受けた。
8月15日
-
2013年福知山花火大会露店爆発事故
2013年(平成25年)8月15日、京都府福知山市の由良川河川敷で開催されていた花火大会の会場で、ベビーカステラを販売していた屋台の発電機に給油しようとした店主がガソリン携行缶を開けた際、内圧で噴出したガソリンに引火して爆発が起きた。3人が死亡、59人が重軽傷を負った。
8月16日
-
静岡駅前地下街爆発事故
1980年(昭和55年)8月16日、静岡市の静岡駅前地下街で、湧水処理槽にたまったメタンガスへの引火をきっかけに2度の爆発が発生し、15人が死亡、223人が重軽傷を負った。事故後、地下街のガス保安基準が全国的に強化された。
8月17日
-
みどり丸沈没事故
1963年(昭和38年)8月17日、那覇と久米島を結ぶ貨客船「みどり丸」が那覇沖で横波を受けて転覆・沈没し、死者86人、行方不明者26人、あわせて112人の犠牲者を出した。沖縄の戦後海難史上最大級の惨事となった。
8月18日
-
三宅島噴火(2000年)
2000年(平成12年)6月末から活動を再開した三宅島(東京都三宅村)の雄山は、8月18日に大規模な噴火を起こして噴煙が高度1万5000メートルに達し、8月29日には低温の火砕流が発生した。噴煙や火山ガスの放出が続いたため、同年9月1日、全島民に島外への避難指示が出され、避難生活は約4年5か月に及んだ。
8月19日
-
新宿西口バス放火事件
1980年(昭和55年)8月19日午後9時ごろ、東京都新宿区の新宿駅西口バスターミナルで、発車直前の路線バス車内に男(当時38歳)がガソリンをまいて放火し、乗客ら6人が焼死、14人が重軽傷を負った事件。男は事件直前、通行人に注意された際「世間をあっと言わせてやる」と口にしていたとされる。
8月20日
-
平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害
2014年(平成26年)8月20日未明、広島市安佐南区・安佐北区で、短時間の記録的な豪雨により大規模な土砂災害が同時多発的に発生した。死者77人(災害関連死含む)にのぼり、土砂災害による人的被害としては過去30年間で国内最多となった。
8月21日
-
朝霞自衛官殺害事件
1971年(昭和46年)8月21日夜、埼玉県朝霞市の陸上自衛隊朝霞駐屯地で、警備任務中の自衛官・一場哲雄士長(当時21歳)が、新左翼グループ「赤衛軍」を名乗る学生らに襲撃され殺害された事件。犯人グループは幹部自衛官の制服を着用して駐屯地に侵入したとされる。
8月22日
-
座間9人殺害事件
2017年(平成29年)8月下旬から10月にかけて、神奈川県座間市のアパートで、男(当時27歳)がツイッター(現X)を通じて知り合った15〜26歳の男女9人を殺害し、遺体を切断して自室に隠していた事件。2020年12月に死刑判決、2021年1月に確定し、2025年6月に執行された。
8月23日
-
万代橋事件
1948年(昭和23年)8月23日、新潟市の萬代橋で花火大会を見物していた観衆が欄干に殺到し、欄干が約40メートルにわたり崩落した。約100人が信濃川に転落し、11人が死亡、29人が重軽傷を負った。
8月24日
-
闇サイト殺人事件
2007年(平成19年)8月24日深夜から25日未明にかけて、インターネットの掲示板(闇サイト)で知り合った男3人組が、名古屋市内で帰宅途中の女性会社員(当時31歳)を拉致・監禁し、金品を奪ったうえで殺害した。1人は2009年に死刑が確定し、残る2人も無期懲役が確定した。
8月25日
-
福岡海の中道大橋飲酒運転事故
2006年(平成18年)8月25日夜、福岡市東区の海の中道大橋で、飲酒運転をしていた市職員の男の乗用車が前方の家族の車に追突し、車は海に転落した。幼い子ども3人が死亡し、両親も重軽傷を負った。男は逃走を図ったが、2011年10月31日、最高裁判所で懲役20年の判決が確定した。
8月26日
-
もんじゅ炉内中継装置落下事故
2010年(平成22年)8月26日、福井県敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」で、燃料交換後の片付け作業中に、重さ約3.3トンの炉内中継装置を原子炉容器内に落下させた事故。装置の引き抜きは難航して完了までに約1年を要し、運転再開からわずか3か月での重大トラブルは、2016年のもんじゅ廃炉決定に至る経緯の重要な転機の一つとなった。
8月27日
-
平成10年8月末豪雨
1998年(平成10年)8月26日から31日にかけて、前線と台風4号の影響で関東・東北地方に記録的な豪雨が降り、栃木県那須町では8月27日の日降水量が607ミリに達した。この豪雨により全国で死者・行方不明者22人、住宅全壊122棟の被害が出た。
8月28日
-
別子大水害
1899年(明治32年)8月28日、愛媛県の別子銅山を襲った台風による集中豪雨で大規模な土石流が発生し、山中だけで513人が死亡した。鉱山開発に伴う森林伐採・煙害による山地の荒廃が被害を拡大させた典型例とされる。
8月29日
-
三越事件
1982年(昭和57年)8月29日、大手百貨店・三越が開催した「古代ペルシャ秘宝展」の出展美術品の大半が贋作であると新聞報道で発覚した事件。同社の岡田茂社長は経営の私物化が問題視されており、この報道を機に取締役会で解任された。岡田は女性実業家への便宜供与などをめぐり特別背任罪で逮捕・起訴され、控訴審で懲役3年の判決を受けたが、上告中の1995年に死去し公訴棄却となった。
8月30日
-
三菱重工爆破事件
1974年(昭和49年)8月30日、東京・丸の内の三菱重工業本社ビルで時限爆弾が爆発し、8人が死亡、376人が重軽傷を負った。過激派組織「東アジア反日武装戦線」による一連の企業爆破テロの一つで、主犯格には死刑判決が確定した。
8月31日
-
キティ台風
1949年(昭和24年)8月31日、台風10号(キティ台風)が神奈川県小田原市付近に上陸し関東地方を縦断した。暴風・大雨・高潮により死者135人、行方不明者25人にのぼり、戦後復興途上の首都圏に大きな被害をもたらした。