黒磯小2女児誘拐事件

発生日 2001年8月14日(平成13年)
経過 発生から24年11か月
発生場所 栃木県 黒磯市(現・那須塩原市)
種別 誘拐・監禁
状態 判決確定
2001年(平成13年)8月14日、栃木県黒磯市(現・那須塩原市)で、水遊びをしていた小学2年生の女児(当時7歳)が男2人に車で拉致され、市内のアパートに監禁された。女児は翌15日に解放されて無事保護された。2人は同月中に相次いで逮捕され、2003年3月、宇都宮地方裁判所で実刑判決を受けた。

事件の経過

2001年8月14日午前11時55分ごろ、栃木県黒磯市内で、祖父の家の前で妹と水遊びをしていた小学2年生の女児(当時7歳)が、無職の男2人に自動車に押し込まれて拉致された。2人は女児を市内のアパートの一室に連れ込み、目を粘着テープでふさぎ、両手足を布のベルトで縛って「静かにしないと死ぬことになる」などと脅して監禁した。翌15日、2人は女児を黒磯市文化会館前まで車で連れて行き、電話代にあてるための小銭数枚を持たせて解放した。女児はこの小銭を使って自ら祖父の自宅に電話をかけ、無事が確認された。

捜査とその後

黒磯警察署捜査本部は、女児の証言から誘拐に使われた車の特徴などを手がかりに捜査を進め、2001年8月22日、男の1人を未成年者誘拐容疑で逮捕した。もう1人の男も同年9月3日、さいたま市内で誘拐・監禁容疑により逮捕された。逮捕された男の1人は、動機についてゲーム感覚で「かわいかったので手元に置きたくなった」という趣旨の供述をしたと報じられている。2003年3月20日、宇都宮地方裁判所は2人にそれぞれ懲役8年、懲役7年6か月の実刑判決を言い渡した(求刑はいずれも懲役10年)。両被告はいずれも判決通りの刑期を終えて出所している。無事に保護されたとはいえ、身代金を目的としない愉快犯的な児童誘拐事件として、子どもの防犯対策のあり方に一石を投じた事件となった。事件を受け、栃木県内では小学校の通学路の安全点検や、子どもが1人で被害に遭った際の緊急連絡手段の周知など、地域ぐるみの防犯対策が強化された。犯行が身代金目的でも面識のある人物によるものでもなく、見知らぬ子どもを対象にした衝動的な誘拐だったことは、通学路や自宅周辺など日常の生活圏でも子どもが被害に遭いうるという危機感を保護者や学校関係者に広めるきっかけとなった。事件が短時間で解決に至った背景には、女児自身が落ち着いて犯人の特徴を記憶し、解放後には自ら公衆電話を使って家族に連絡したことがあり、子ども自身に対する防犯教育の重要性を示す事例としても取り上げられている。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 2001年8月14日
  2. 逮捕 2001年8月22日 +8日
  3. 逮捕 2001年9月3日 +12日
  4. 判決 2003年3月20日 +563日

経過

  1. 2001年8月14日
    平成13年

    事件・事故 女児が拉致され監禁される

    翌日解放され無事保護。

  2. 2001年8月22日
    平成13年

    逮捕 男の1人を未成年者誘拐容疑で逮捕

  3. 2001年9月3日
    平成13年

    逮捕 もう1人を誘拐・監禁容疑で逮捕

  4. 2003年3月20日
    平成15年

    判決 宇都宮地方裁判所が実刑判決

    懲役8年・懲役7年6か月(求刑各懲役10年)。

    宇都宮地方裁判所

出典・公的資料

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「黒磯小2女児誘拐事件」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/2001-kuroiso-girl-abduction/

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更新履歴

  • 2026年7月17日 初版公開

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