10月の事件・事故 日にちごとに掲載(発生した事件39件)
10月1日
-
大阪個室ビデオ店放火事件
2008年(平成20年)10月1日未明、大阪市浪速区の雑居ビル1階にあった個室ビデオ店で火災が発生し、店内にいた客や従業員のうち16人が一酸化炭素中毒などで死亡した事件。当時46歳の男が、自ら利用していた個室に放火したとして現住建造物等放火・殺人容疑で逮捕された。
10月2日
-
山形・東京連続放火殺人事件
2010年(平成22年)10月2日、山形市下条町の住宅が放火されて全焼し、住人の夫婦2人が死亡した事件と、2011年11月24日に東京都江東区の集合住宅で女性1人が殺害され、部屋が放火された事件をあわせた連続殺人事件。いずれも被害者は、名古屋市の男が交際していた男性の親だった。山形の火災は当初、事件性が判断されなかったが、東京の事件で逮捕された男の供述から放火と分かった。東京地裁の裁判員裁判は2013年に死刑を言い渡し、2016年6月13日に最高裁が上告を棄却した。
-
宮崎空港誘導路不発弾爆発事故
2024年(令和6年)10月2日朝、宮崎空港の誘導路地下に埋まっていた太平洋戦争当時の不発弾が爆発し、地面が直径7メートル・深さ1メートルにわたって陥没した事故。負傷者はいなかったが、空港が一時閉鎖される事態となり、国土交通省は旧日本軍飛行場を前身とする全国の空港の不発弾調査に乗り出した。
10月3日
-
神戸・元町電話局電子交換器停止事件
1980年(昭和55年)10月3日、神戸市の元町電話局で電電公社(現NTT)の電子交換機が故障し、市中心部で電話約2万本が8時間31分にわたって不通となった事件。夕方の帰宅ラッシュ時に緊急通報を含む通信が広範囲で途絶し、「電電公社始まって以来最悪の故障」と評された。
10月4日
-
北海道東方沖地震
1994年(平成6年)10月4日午後10時22分、北海道根室沖を震源に発生したマグニチュード8.2の地震。釧路市・厚岸町で震度6を観測し、北海道で負傷者437人、住宅全壊61棟などの被害が出た。死者9人・行方不明者2人は、いずれもロシアが実効支配する北方領土の択捉島での被害だった。
10月5日
-
崑崙丸沈没事件
1943年(昭和18年)10月5日未明、関釜連絡船「崑崙丸」が、山口県下関から朝鮮半島釜山への航海中、福岡県沖ノ島沖でアメリカ海軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没した事件。衆議院議員2人を含む583人が死亡・行方不明となった。太平洋戦争下、日本の民間船舶が受けた被害の大きさを象徴する事件の一つ。
-
廿日市女子高生殺害事件
2004年10月5日午後3時ごろ、広島県廿日市市上平良の住宅の離れで、県立高校2年の女子生徒(17歳)が侵入した男に刃物で刺されて死亡し、駆けつけた祖母も重傷を負った事件。犯人は逃走し、事件は約13年半にわたって未解決だった。2018年4月、山口県内の別の暴行事件で採取された指紋などが現場の指紋やDNA型と一致し、面識のなかった男が逮捕された。広島地裁の裁判員裁判は2020年3月に求刑どおり無期懲役を言い渡し、双方が控訴せず確定した。
10月6日
-
鳥取県西部地震
2000年(平成12年)10月6日13時30分、鳥取県西部の深さ約9kmを震源とするマグニチュード7.3の地震が発生した。境港市・日野町で震度6強を観測する大規模な地震だったが、震源が山間部にあったことなどから死者はなく、負傷者182人、住宅全壊435棟などの被害が生じた。鳥取県は全壊世帯などへの独自の住宅再建支援制度をいち早く導入し、後の被災者生活再建支援制度の拡充をめぐる議論に影響を与えた。
10月7日
-
マリアナ海域漁船集団遭難事件
1965年(昭和40年)10月7日、マリアナ諸島アグリガン島沖で操業していた静岡県のカツオ釣り漁船団が、急速に発達した台風29号に直撃され、7隻が沈没した事件。死者1人・行方不明208人を出し、海上自衛隊が創設以来初めて海外への災害派遣を行う事態となった。
10月8日
-
第一次羽田事件
1967年(昭和42年)10月8日、佐藤栄作首相の南ベトナム訪問阻止を掲げる学生ら約2500人が東京都大田区の羽田空港周辺で機動隊と衝突し、京都大学生の山﨑博昭(当時18歳)が死亡した事件。戦後の学生運動が実力闘争へと転じる象徴的な事件として、その後の運動に大きな影響を与えた。
10月10日
-
十・十空襲
1944年(昭和19年)10月10日、アメリカ海軍機動部隊が沖縄をはじめとする南西諸島各地を9時間にわたり波状的に空襲した「十・十空襲」。延べ1396機の艦載機が爆弾・焼夷弾を投下し、那覇市街地の約9割が焼失した。民間人を含む少なくとも668人が死亡し、768人が負傷したとされる。
-
カネミ油症事件
1968年(昭和43年)、北九州市のカネミ倉庫が製造した米ぬか油に、製造工程で熱媒体として使われていたPCB(カネクロール)が混入し、それを食べた人に皮膚の吹き出物や色素沈着などの健康被害が西日本一帯で広がった事件。10月10日に新聞が「正体不明の奇病」として初めて報じ、届け出た人は約1万3千人に上った。油にはPCBのほか、ダイオキシン類も含まれていた。厚生労働省が認定した患者は2026年3月末現在で累計2,395人(死亡者を含む)。刑事裁判で工場長の有罪が確定し、2012年には被害者を支援する救済法が制定された。
-
泉佐野・泉大津だんじり横転事故
2026年(令和8年)10月10日、大阪府泉佐野市長滝と泉大津市宮町で、祭りで引き回し中のだんじりが交差点を右折する「やりまわし」の際に相次いで横転した事故。だんじりの側面に乗って重りとなる「たかり」役の男性2人(51歳・48歳)が下敷きになって死亡し、参加者の男性計16人が負傷した。見物客にけがはなかった。大阪府警が詳しい経緯を調べている。大阪府内ではだんじりの死傷事故が繰り返されてきたが、祭りは地域住民の自主運営が原則で、安全対策の在り方が改めて問われている。
10月11日
-
永山則夫連続射殺事件
1968年(昭和43年)10月11日から11月5日にかけて、東京・京都・北海道・愛知の4都道府県で、警備員やタクシー運転手ら男性4人が拳銃で相次いで射殺された事件。犯人は事件当時19歳の少年で、在日米軍基地から盗んだ拳銃を使用していた。少年は翌1969年4月、東京都内で逮捕された。
-
大津市中2いじめ自殺事件
2011年(平成23年)10月11日、滋賀県大津市の市立中学校2年の男子生徒が、同級生からのいじめを苦に自殺した事件。学校と市教育委員会がアンケートでいじめを示唆する回答を得ながら十分に調べなかったことが2012年の報道で明らかになり、社会問題化した。大津市の第三者調査委員会はいじめが自殺の直接的な要因だったと認定した。遺族と大津市の訴訟は2015年に和解し、元同級生を相手取った訴訟は2021年に最高裁で確定した。2013年制定の「いじめ防止対策推進法」の契機となった。
10月12日
-
令和元年東日本台風
2019年(令和元年)10月12日夜、大型で強い勢力を保った台風第19号(気象庁命名: 令和元年東日本台風)が伊豆半島に上陸し、関東地方から東北地方にかけて記録的な暴風雨をもたらした。国管理河川7か所・都道府県管理河川128か所で堤防が決壊するなど広範囲で河川氾濫が発生し、消防庁の集計では死者91人・行方不明者3人にのぼった。政府はこの災害を「特定非常災害」に指定し、激甚災害の指定も行われた。
-
甲府放火殺人事件
2021年(令和3年)10月12日未明、山梨県甲府市の住宅で、当時19歳の少年が住人の夫婦を殺害し、次女に怪我を負わせたうえで住宅に放火した事件。動機は交際を拒否された被害者宅の長女への逆恨みだった。少年は2022年施行の改正少年法における「特定少年」として起訴段階で氏名が公表された初の事例となり、2024年1月18日に甲府地裁が死刑を言い渡し、同年2月2日に確定した。特定少年への死刑確定も初めてだった。
10月13日
-
新居浜3人殺害事件
2021年(令和3年)10月13日夕方、愛媛県新居浜市垣生の住宅で、住人の男性(当時51歳)とその両親(ともに当時80歳)の3人が、男性の元同僚だった男(当時53歳)にナイフで刺されて死亡した事件。男は妄想型統合失調症による被害妄想から男性への恨みを募らせていたと認定された。事件前の約2年間、被害者側と男の双方から警察に相談が寄せられていたことから、警察や保健所の対応が焦点となった。松山地裁の裁判員裁判は心神耗弱を認めて求刑通り無期懲役を言い渡し、高松高裁も控訴を棄却。2025年12月、最高裁が上告を棄却する決定をした。
10月14日
-
ルース台風
1951年(昭和26年)10月14日、中心気圧935hPaという統計開始以降4番目の低さで鹿児島県串木野市付近に上陸した台風。速い速度で九州を縦断し、死者572人・行方不明者371人・負傷者2644人、損壊家屋7万2664棟という甚大な被害を全国にもたらした。
10月15日
-
六軒事故
1956年(昭和31年)10月15日夜、三重県松阪市の参宮線六軒駅で、信号確認を誤った下り快速列車が安全側線に進入して脱線し、20秒後に上り快速列車が衝突した事故。修学旅行中の高校生を含む42人が死亡、94人が負傷し、事故を機に自動列車停止装置(ATS)の全国導入が進んだ。
10月16日
-
北炭夕張新炭鉱ガス突出事故
1981年(昭和56年)10月16日、北海道夕張市の北炭夕張新炭鉱で、地表下1,000メートルを超える深部の坑道掘進現場でガス突出が起き、救助活動中の同日夜にはガス爆発と坑内火災が続いた。死者は一次災害83人、二次災害10人の計93人。坑内への注水を経て遺体の収容は翌年3月まで続き、炭鉱は1982年10月に閉山した。
10月17日
-
豊浜山津波
1962年(昭和37年)10月17日、北海道乙部町豊浜地区で発生した土石流(山津波)が、走行中の函館バスの路線バスを海中に押し流した事故。乗務員2人は生還したが、乗客のうち11人が死亡、3人が行方不明、14人が重軽傷を負った。事故後、現場の旧道は廃止され、新たなトンネル・道路が整備された。
10月18日
-
西口彰事件
1963年(昭和38年)10月18日から12月にかけて、西口彰(当時37歳)が福岡・静岡・東京で5人を殺害した連続殺人事件。西口は瀬戸内海で投身自殺を偽装して逃走を続け、翌1964年1月3日、熊本県で逮捕された。この事件は佐木隆三の小説「復讐するは我にあり」のモデルとなった。
10月19日
-
昭和54年台風20号
1979年(昭和54年)10月19日、和歌山県白浜町付近に上陸した台風20号。発達の過程で中心気圧870ヘクトパスカルという当時の世界観測史上最低記録をつけた台風で、上陸後も西日本を中心に暴風と豪雨をもたらし、全国で死者110人・行方不明者5人・負傷者543人という被害を記録した。
10月20日
-
平成16年台風23号
2004年(平成16年)10月20日、高知県土佐清水市付近に上陸し、日本列島を縦断した台風23号。兵庫県豊岡市では円山川が氾濫して市街地が浸水するなど各地で大きな被害が出て、全国で死者95人・行方不明者3人を出した。死者・行方不明者数は、平成の台風被害としては平成23年台風12号と並ぶ最多だった。
10月21日
-
新宿騒乱事件
1968年(昭和43年)10月21日、国際反戦デーに合わせて新宿駅に集結した新左翼党派の学生・活動家ら約4,600人が駅構内に乱入し、電車への放火や信号機への投石を繰り返した事件。約2万人の野次馬も加わって騒乱状態となり、734人が検挙され、戦後初めて騒擾罪(現・騒乱罪)が適用された。
10月22日
-
庄内地震
1894年(明治27年)10月22日、山形県庄内平野を震源に発生したマグニチュード7.0の内陸直下型地震。震源が極めて浅かったため被害が甚大で、死者726人、負傷者1060人、全壊家屋約3858棟に達し、酒田市では大火も発生して市街地の約8割が焼失した。
10月23日
-
新潟県中越地震
2004年(平成16年)10月23日17時56分、新潟県中越地方の深さ13kmを震源とするマグニチュード6.8の地震が発生した。震源地に近い川口町(現・長岡市)で震度7を観測し、1996年の震度階級改正後、震度計による震度7の観測はこの地震が初めてだった。死者68人・負傷者4,805人にのぼり、走行中の上越新幹線が日本で初めて営業運転中に脱線する事故も発生した。
10月24日
-
ノルマントン号事件
1886年(明治19年)10月24日、イギリス貨物船ノルマントン号が紀伊半島沖で沈没し、日本人乗客25人全員が水死した事件。イギリス人船長ら乗組員はボートで脱出して助かった。神戸のイギリス領事による海難審判で船長の責任が問われなかったことに世論が反発し、日本側の告訴を受けた横浜のイギリス領事裁判所は船長に禁錮3か月の有罪判決を言い渡したが、遺族への賠償はなかった。事件は不平等条約下の領事裁判権の不公正さを浮き彫りにし、条約改正運動を後押しした。
10月25日
-
石井紘基刺殺事件
2002年(平成14年)10月25日、東京都世田谷区の自宅駐車場で、衆議院議員の石井紘基(当時61歳)が右翼団体代表の男に刃物で刺され、搬送先の病院で死亡した事件。国の特別会計の不透明な支出を追及する国会質問を準備していた矢先の犯行だった。
10月26日
-
桶川ストーカー殺人事件
1999年(平成11年)10月26日、埼玉県桶川市のJR桶川駅前で女子大学生が、元交際相手の関係者らによって刺殺された事件。被害者は事件前から執拗な嫌がらせを受け上尾警察署に相談していたが対応は不十分で、事件後には捜査資料の改ざんも発覚し、警察の対応の問題が社会問題化した。この事件を契機に、2000年にストーカー行為等の規制等に関する法律(ストーカー規制法)が制定された。
-
島根女子大生死体遺棄事件
2009年(平成21年)10月26日、島根県浜田市で島根県立大学1年の女子学生(19)が行方不明になり、11月6日以降、広島県山県郡北広島町の臥龍山付近で遺体が相次いで発見された。広島・島根両県警は合同捜査本部を設置したが被疑者を特定できないまま、死体遺棄罪の公訴時効を迎えた2012年に殺人罪へ切り替えて捜査を継続した。2016年、事件直後に交通事故で死亡していた男が所持していたデジタル機器から復元された画像により被疑者と特定され、2017年1月、松江地方検察庁が被疑者死亡による不起訴処分とした。
10月27日
-
神社本庁爆破事件
1977年(昭和52年)10月27日、東京都渋谷区の神社本庁ビル1階ロビーで爆弾が爆発し、職員ら6人が負傷した事件。神社本庁が神道政治連盟を通じて政治活動を進めていることに反発した新左翼活動家の男による犯行で、男は同年1月の梨木神社爆破事件など一連の爆弾事件も起こしていた。
10月28日
-
濃尾地震
1891年(明治24年)10月28日午前6時38分、岐阜県・愛知県を震源に発生したマグニチュード8.0の内陸直下型地震。日本の観測史上最大級の内陸地震とされ、死者7273人、負傷者1万7175人、全壊家屋14万2177戸に達した。震災予防調査会の設立や耐震構造研究の本格化など、後の地震学・建築行政に大きな影響を与えた。
10月29日
-
酒田大火
1976年(昭和51年)10月29日夕方、山形県酒田市中心部の映画館から出火し、台風並みの強風にあおられて延焼が拡大した大火。鎮火まで約12時間を要し、1774棟が焼失、死者1人・負傷者1003人、被害額は405億円に達した。戦後日本で4番目の規模とされる大火となった。
10月30日
-
御嵩町長襲撃事件
1996年(平成8年)10月30日、産業廃棄物処理場の建設に反対していた岐阜県御嵩町の柳川喜郎町長が、自宅マンション付近で2人組の男に襲われ頭蓋骨骨折の重傷を負った事件。犯人は逮捕されないまま2011年に公訴時効が成立し、未解決事件となっている。
10月31日
-
鹿沼市職員殺害事件
2001年(平成13年)10月31日、栃木県鹿沼市の環境対策部参事の男性(当時57歳)が、帰宅途中に市内の路上で拉致され、翌11月1日に群馬県内の山中で殺害された事件。廃棄物処理業者が、不当な要求に応じなかった男性を逆恨みし、下請けの男を介して暴力団関係者に殺害を依頼した。2003年に仲介役と実行役の計4人が逮捕され、2006年2月までに殺人罪などで有罪判決が確定した。業者は逮捕前に自殺した。行政対象暴力の事件として国会でも取り上げられた。男性の遺体は今も見つかっていない。
-
首里城火災
2019年(令和元年)10月31日未明、那覇市の首里城で火災が発生し、正殿・北殿・南殿など9施設が焼失した。火災は約11時間続き、けが人1人が出たものの死者はなかった。那覇市消防局・沖縄県警による調査が行われたが、正殿北東部の電気系統に何らかの異常があった可能性が指摘されたのみで、出火原因は特定されず「不明」と結論づけられた。建物などの損害額は約53億円に上った。
-
京王線刺傷放火事件
2021年(令和3年)10月31日午後8時ごろ、東京都調布市を走行中の京王線特急電車内で、男が刃物で乗客に切りつけた後、液体をまいて放火した。乗客18人が重軽傷を負い、逃げ場のない走行中の車内で放火が行われたことから社会に大きな衝撃を与えた。東京地方裁判所立川支部は2023年7月31日、殺人未遂罪等で懲役23年(求刑懲役25年)の判決を言い渡し、双方が控訴せず同年8月14日に確定した。
10月の事件一覧をPDFで持ち出す
このページの39件を、一覧表・要約・出典つきでまとめたPDFです。 出典を表示すれば授業・研究・報道にそのまま使えます(CC BY 4.0)。
出典: https://jiken.jp/date/10/(2026-10-30 取得)/ 事件JP