北海道東方沖地震

発生日 1994年10月4日(平成6年) 1994年(平成6年)の事件 / 10月4日に起きた事件
経過 発生から32年
発生場所 北海道 根室沖(釧路市・厚岸町等で最大震度6)
種別 災害
状態 終結
被害 死者 9人  負傷者 437人
1994年(平成6年)10月4日午後10時22分、北海道根室沖を震源に発生したマグニチュード8.2の地震。釧路市・厚岸町で震度6を観測し、北海道で負傷者437人、住宅全壊61棟などの被害が出た。死者9人・行方不明者2人は、いずれもロシアが実効支配する北方領土の択捉島での被害だった。
北海道東方沖地震を象徴する概念イラスト
※イメージ画像(生成AIによる概念イラストであり、実際の現場・関係者を写したものではありません)
スポンサーリンク

地震の概要

1994年(平成6年)10月4日午後10時22分、北海道根室半島沖約200キロメートルの海域(北緯43度22.5分・東経147度40.4分、深さ28キロメートル)を震源に、マグニチュード8.2(アメリカ地質調査所ではモーメントマグニチュード8.3)の地震が発生した。沈み込む太平洋プレートの内部で起きたスラブ内地震で、気象庁がデータを整理している1923年以降、2011年の東北地方太平洋沖地震が起きるまでは、日本周辺で発生した最大級の地震だった。釧路市と厚岸町で最大震度6を観測し、気象庁の強震計では釧路市幣舞町で最大加速度564.4ガル(3成分合成)が記録された。気象庁はこの地震を「平成6年(1994年)北海道東方沖地震」と命名している。札幌管区気象台は午後10時28分、北海道の太平洋沿岸に津波警報、オホーツク海沿岸に津波注意報を発表し、根室市花咲港では173センチの津波が観測された。
スポンサーリンク

被害の状況

日本の施政下にある北海道では死者は出なかったが、負傷者437人、住宅の全壊61棟、半壊348棟、一部損壊7,095棟、浸水184棟の被害があり、釧路市の被害が最も多かった。道路の損壊や崖崩れ、マンホールの浮き上がりが多数発生し、埋立地を中心に液状化現象も起きた。釧路市のほか、中標津町・別海町・標津町でも道路の寸断や家屋の全半壊など大きな被害が出た。北方領土に隣接する根室地方などでは、北海道開発庁の国会答弁によれば農業用サイロ142基が被害を受け、うち4基が全壊した。一方、ロシアが実効支配する北方領土の択捉島では、地震に加えて津波が襲来し、死者9人・行方不明者2人の人的被害が出た。北方領土では1万人近くの住民がロシア本土への移住を余儀なくされ、色丹島はこの地震以降衰退したとされる。

経過

  1. 1994年10月4日
    平成6年

    事件・事故 根室沖でM8.2の地震、釧路市・厚岸町で震度6

    北海道で負傷者437人。択捉島で死者9人・行方不明2人。

出典・公的資料

一次資料 2件 判決文・白書・調査報告書・法令など、原典にあたれる資料を掲載しています。

さらに調べるには

資料の探し方や引用の書き方は調べ学習・レポートでの使い方にまとめています。

日頃の備え

大きな地震では、電気・水道・物流が数日以上止まることがあります。最低3日分、できれば1週間分の備えが勧められています。

PR以下は広告(アフィリエイトリンク)です。購入されると本サイトに紹介料が支払われることがあります。

この記事を引用する

レポート・記事などで本ページを参照する際は、以下の表記をご利用ください。一次資料までたどる方法は調べ学習・レポートでの使い方をご覧ください。

「北海道東方沖地震」事件JP、2026年10月31日閲覧。https://jiken.jp/cases/1994-hokkaido-toho-oki-earthquake/
スポンサーリンク

更新履歴

  • 2026年10月2日 一次資料補強:気象庁の強震波形資料と国会会議録(北海道開発庁の答弁)を出典に追加し、震源・規模の公式値、釧路市の最大加速度、北方領土隣接地域のサイロ被害を追記
  • 2026年9月28日 死者・行方不明者がすべて択捉島での被害であることを明記し被害の記述を整理、「深発地震」の誤りと津波警報の範囲を訂正、出典のない記述と対象外の出典を削除
  • 2026年7月30日 初版公開

本ページは公的資料に基づいて作成しています。情報の誤りにお気づきの場合や、掲載内容の削除・訂正のご依頼は お問い合わせ・削除依頼よりご連絡ください。