令和元年東日本台風 通称: 台風19号

発生日 2019年10月12日(令和元年) 〜 2019年10月13日 2019年(令和元年)の事件 / 10月12日に起きた事件
経過 発生から7年
発生場所 福島県・宮城県・神奈川県・長野県ほか東日本広域
種別 災害
状態 終結
被害 死者 91人  負傷者 376人
2019年(令和元年)10月12日夜、大型で強い勢力を保った台風第19号(気象庁命名: 令和元年東日本台風)が伊豆半島に上陸し、関東地方から東北地方にかけて記録的な暴風雨をもたらした。国管理河川7か所・都道府県管理河川128か所で堤防が決壊するなど広範囲で河川氾濫が発生し、消防庁の集計では死者91人・行方不明者3人にのぼった。政府はこの災害を「特定非常災害」に指定し、激甚災害の指定も行われた。
令和元年東日本台風を象徴する概念イラスト
※イメージ画像(生成AIによる概念イラストであり、実際の現場・関係者を写したものではありません)
スポンサーリンク

台風の経過

台風第19号は2019年10月6日に南鳥島近海で発生し、大型で強い勢力を保ったまま北上、同月12日19時前に伊豆半島に上陸した。10日から13日にかけての総降水量は神奈川県箱根町で1,000ミリに達し、東日本を中心に17地点で500ミリを超えた。台風が接近・上陸した12日から13日にかけては、関東地方や東北地方を中心に多くの地点で12時間・24時間降水量が観測史上1位を更新する記録的な大雨となった。気象庁はこの台風による災害を「令和元年東日本台風」と名付けた。
スポンサーリンク

記録的な大雨特別警報

気象庁は台風の接近に伴い、10月12日15時30分に静岡・神奈川・東京・埼玉・群馬・山梨・長野の1都6県に大雨特別警報を発表したのを皮切りに、同日19時50分に茨城・栃木・新潟・福島・宮城の5県、13日0時40分には岩手県にも発表し、半日余りで1都12県に及んだ(13日8時40分までにすべて解除)。静岡県や新潟県、関東甲信、東北地方の多くの地点で、3・6・12・24時間降水量が観測史上1位を更新した。

被害の状況

この台風により、国管理河川では6水系7河川14か所、都道府県管理河川では20水系67河川128か所で堤防が決壊するなど、広範囲で河川の氾濫が発生した。総務省消防庁の集計(令和2年4月10日時点)では、死者91人(福島県35人・宮城県19人・神奈川県9人など)・行方不明者3人・重傷者42人・軽傷者334人、住家全壊3,273棟・半壊等63,743棟・浸水29,556棟の被害が生じた。長野市穂保地区では千曲川の堤防が決壊し、約2km離れたJR東日本の長野新幹線車両センターが浸水。北陸新幹線の車両基地に留置されていたE7系・W7系合わせて10編成120両(北陸新幹線用車両の約3分の1)が浸水し、最終的に全編成が廃車となった。

政府の対応

政府は2019年10月18日、この災害を「特定非常災害」に指定し、行政上の権利利益の保全等に関する特別措置を講じた。10月29日には激甚災害指定の政令が閣議決定され、被災自治体への財政支援が行われた。

経過

  1. 2019年10月12日
    令和元年

    事件・事故 台風第19号が伊豆半島に上陸

    関東・東北地方を中心に記録的な暴風雨をもたらした。

  2. 2019年10月13日
    令和元年

    その他 各地で河川堤防の決壊・浸水が拡大

    国管理河川7か所・都道府県管理河川128か所で堤防が決壊した。長野市穂保地区では千曲川が決壊し、北陸新幹線の車両基地が浸水した。

  3. 2019年10月18日
    令和元年

    その他 政府が「特定非常災害」に指定

  4. 2019年10月29日
    令和元年

    その他 激甚災害指定の政令が閣議決定

出典・公的資料

一次資料 3件 判決文・白書・調査報告書・法令など、原典にあたれる資料を掲載しています。

さらに調べるには

資料の探し方や引用の書き方は調べ学習・レポートでの使い方にまとめています。

日頃の備え

豪雨や台風は、気象情報である程度前もって備えられる災害です。自宅周辺の浸水・土砂災害の危険をハザードマップで確かめておくことが勧められています。

PR以下は広告(アフィリエイトリンク)です。購入されると本サイトに紹介料が支払われることがあります。

この記事を引用する

レポート・記事などで本ページを参照する際は、以下の表記をご利用ください。一次資料までたどる方法は調べ学習・レポートでの使い方をご覧ください。

「令和元年東日本台風」事件JP、2026年10月30日閲覧。https://jiken.jp/cases/2019-reiwa-higashinihon-typhoon/
スポンサーリンク

更新履歴

  • 2026年9月30日 事実精度監査:浸水した北陸新幹線車両10編成120両がすべて廃車となった点を訂正、総降水量の記述を防災白書に合わせて修正、出典で確認できない「最多の発表数」の記述を削除
  • 2026年7月15日 初版公開

本ページは公的資料に基づいて作成しています。情報の誤りにお気づきの場合や、掲載内容の削除・訂正のご依頼は お問い合わせ・削除依頼よりご連絡ください。