放火事件の一覧(22件)|発生日・判決・出典つき
種別「放火」の事件を発生日の新しい順に掲載しています。
「放火」には、建物や乗り物への放火により被害が生じた事件を分類しています。放火の結果として人が死亡した「放火殺人」の事件もここに含めています。掲載事件は、判決文や消防・警察の公表資料、信頼できる報道機関の記事など公的資料に基づき事実関係を確認したうえで記録しています。
22 件
-
東広島市殺人放火事件
2026年(令和8年)2月16日未明、広島県東広島市の住宅に何者かが侵入し、リフォーム会社を経営する男性(当時49歳)の首を刃物で刺したうえ放火し、男性は失血死した。在宅していた妻も負傷した。事件発生から4か月後の同年6月、広島県三原市の会社敷地で見つかった別の男性の遺体をめぐり、東広島の被害男性の親族で元従業員の男が強盗殺人容疑で逮捕された。県警はこの逮捕を東広島の事件の関係先の口封じとみて関連を捜査しているが、東広島の事件自体の実行犯は本稿執筆時点でも特定されていない。
-
弥富市アパート放火殺人事件
2024年(令和6年)1月3日、愛知県弥富市の共同住宅で、男が、貸した5万円を返さない住人の男女2人を懲らしめようと、2人が住む部屋の前の通路に積まれていた衣類などに放火し、この2人と別の部屋の住人の計3人を一酸化炭素中毒で死亡させ、1人にけがを負わせた事件。名古屋地方裁判所は2026年(令和8年)6月29日、未必的な殺意と完全責任能力を認めたうえで、中等度の知的障害が動機の形成に相当程度影響したことなどを考慮し、求刑の無期懲役に対し懲役30年を言い渡した。
-
北新地ビル放火殺人事件
2021年(令和3年)12月17日午前10時18分頃、大阪市北区曽根崎新地の雑居ビル4階にある心療内科クリニックで、通院患者の男がガソリンをまいて放火した事件。院長やスタッフ、通院患者ら26人が死亡し、放火した男自身も約2週間後に入院先で死亡した。警察の捜査で、男が事件の10か月以上前からクリニックの様子を記録するなど計画的に準備していたことが判明したが、容疑者が死亡したため刑事責任を問うことはできず、捜査は終結した。多数の人が集まる施設の防火・防犯対策のあり方に一石を投じた事件である。
-
甲府放火殺人事件
2021年(令和3年)10月12日未明、山梨県甲府市の住宅で、当時19歳の少年が住人の夫婦を殺害し、次女に怪我を負わせたうえで住宅に放火した事件。動機は交際を拒否された被害者宅の長女への逆恨みだった。少年は2022年施行の改正少年法における「特定少年」として起訴段階で氏名が公表された初の事例となり、2024年1月18日に甲府地裁が死刑を言い渡し、同年2月2日に確定した。特定少年への死刑確定も初めてだった。
-
京都アニメーション放火殺人事件
2019年(令和元年)7月18日午前、京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオに男がガソリンをまいて放火し、従業員36人が死亡、実行犯を含む34人が負傷した。男は事件当日に身柄を確保されたが重傷のため長期入院し、2020年5月に正式逮捕、同年12月に殺人罪等で起訴された。2024年1月、京都地方裁判所は死刑を言い渡し、被告本人の控訴取り下げにより2025年1月に死刑が確定した。
- スポンサーリンク
-
靖国神社放火事件
東京都千代田区の靖国神社の門が放火された事件。実行犯は事件後に韓国へ出国し、日本への身柄引き渡しは実現しなかった。
-
山形・東京連続放火殺人事件
2010年(平成22年)10月2日、山形市下条町の住宅が放火されて全焼し、住人の夫婦2人が死亡した事件と、2011年11月24日に東京都江東区の集合住宅で女性1人が殺害され、部屋が放火された事件をあわせた連続殺人事件。いずれも被害者は、名古屋市の男が交際していた男性の親だった。山形の火災は当初、事件性が判断されなかったが、東京の事件で逮捕された男の供述から放火と分かった。東京地裁の裁判員裁判は2013年に死刑を言い渡し、2016年6月13日に最高裁が上告を棄却した。
-
大阪個室ビデオ店放火事件
2008年(平成20年)10月1日未明、大阪市浪速区の雑居ビル1階にあった個室ビデオ店で火災が発生し、店内にいた客や従業員のうち16人が一酸化炭素中毒などで死亡した事件。当時46歳の男が、自ら利用していた個室に放火したとして現住建造物等放火・殺人容疑で逮捕された。
-
下関駅放火事件
山口県のJR下関駅で発生した放火火災。駅舎東側が全焼し、放火の前科がある男が逮捕された。
-
ドン・キホーテ放火事件
さいたま市のディスカウントストア「ドン・キホーテ」浦和花月店で発生した放火火災。逃げ遅れた店員3人が死亡した。
-
館山市一家4人放火殺人事件
2003年(平成15年)12月18日未明、千葉県館山市八幡の住宅で、玄関先に置かれていた新聞紙の束に男が放火し、計7棟が全焼して一家4人が焼死した事件。男は憂さ晴らしのために市内で放火を繰り返しており、1998年の放火では建物内にいた1人が死亡していた。千葉地方裁判所・東京高等裁判所とも死刑を言い渡し、2010年(平成22年)9月16日に最高裁判所が上告を棄却して死刑判決が確定した。
-
名古屋立てこもり放火事件
2003年(平成15年)9月16日、名古屋市東区の運送会社支店に、契約社員の男(当時52歳)が刃物を持って押し入り、社員8人を人質に立てこもった末、ガソリンをまいて放火した。犯人を含む3人が死亡、41人が負傷し、「平成最悪の立てこもり事件」とも呼ばれる。
-
徳島・淡路父子放火殺人事件
2001年(平成13年)4月20日、徳島市吉野本町の県営住宅で火災があり、焼け跡から住人の無職の男性(当時66歳)の遺体が見つかった。翌21日には同居の長男(当時38歳)の遺体が兵庫県五色町(現・洲本市)の草むらの焼け跡で見つかり、2人とも絞殺されていた。父子のパチンコ仲間の男が指名手配され、名前を呼びかける手配ポスターで知られたが、男は2012年10月に岡山市で病死し、被疑者死亡のまま書類送検された。
-
宇都宮宝石店放火殺人事件
2000年(平成12年)6月11日夜、栃木県宇都宮市江野町の宝飾品店「ジュエリーツツミ宇都宮店」で、客として店に出入りしていた男(当時49)が、店長と店員の女性6人の手足を縛って休憩室に閉じ込め、ガソリンをまいて火を付けて殺害し、指輪など293点(約1億4025万円相当)を奪った事件。男は借金を抱え、妻に知られることを恐れて強盗を計画していた。宇都宮地裁は2002年3月に死刑を言い渡し、東京高裁も控訴を棄却。2007年2月に最高裁が上告を棄却して死刑が確定し、2010年7月に執行された。
-
神戸テレクラ放火殺人事件
神戸市中央区のテレホンクラブ店舗に火炎瓶が投げ込まれ、客4人が死亡した事件。複数の被告に無期懲役が確定した。
-
東住吉事件
1995年7月22日、大阪市東住吉区の住宅駐車場で火災が発生し、入浴中だった当時11歳の女児が死亡した。学資保険金目的の放火殺人の疑いで女児の母親と内縁の夫が同年に逮捕・起訴され、1999年に無期懲役判決が確定した。しかし自白の任意性・信用性への疑義から再審請求がなされ、大阪地方裁判所は2012年に再審開始を決定。2016年8月の再審判決で両名に無罪が言い渡され、検察が控訴権を放棄して確定した。
-
長崎屋火災
兵庫県尼崎市のスーパーマーケット「長崎屋尼崎店」で発生した火災。死者15人を出したが、放火犯は特定できないまま2005年に時効が成立した。
-
新宿西口バス放火事件
1980年(昭和55年)8月19日午後9時ごろ、東京都新宿区の新宿駅西口バスターミナルで、発車直前の路線バス車内に男(当時38歳)がガソリンをまいて放火し、乗客ら6人が焼死、14人が重軽傷を負った事件。男は事件直前、通行人に注意された際「世間をあっと言わせてやる」と口にしていたとされる。
-
平安神宮放火事件
1976年(昭和51年)1月6日未明、京都市左京区の平安神宮で、新左翼活動家の男が内拝殿に放火し、本殿など主要な社殿が全焼した。祭神である桓武天皇の政治を批判する独自の主張が動機とされる。放火罪に問われた男の裁判では、社殿全体が一個の「現住建造物」に当たるかが争点となり、1989年7月14日に最高裁判所第三小法廷が上告を棄却し、現住建造物等放火罪の成立を認めて有罪が確定した。この判例は、複数の建物が渡り廊下等で接続された建造物の一体性を判断する基準を示した重要な先例として、刑法学で広く参照されている。
-
白銀大火
1961年(昭和36年)5月29日夜、青森県八戸市白銀町で放火により出火した火災が、台風から変わった低気圧による強風にあおられて燃え広がり、707戸を全焼させた大火。火災による死者はなかった。後に24歳の男が現住建造物放火の罪で起訴された。
出典: https://jiken.jp/category/arson/(2026-10-30 取得)/ 事件JP