2005年の事件・出来事 平成17年

この年に発生した事件・事故(8件)

  • 2005年2月14日 (平成17年) 大阪府 殺人 判決確定

    寝屋川市立中央小学校教職員殺傷事件

    2005年(平成17年)2月14日午後、大阪府寝屋川市の市立中央小学校に同校の卒業生である17歳の少年が刃物を持って侵入し、教職員3人を刺した事件。男性教諭1人が死亡し、女性の教職員2人が重傷を負った。少年はその場で現行犯逮捕された。教職員が狙われた事件として全国の学校に衝撃を与え、文部科学省は4日後に学校の安全確保に関する通知を出し、省内のプロジェクトチームが不審者の侵入を防ぐ「3段階のチェック体制」を提言した。少年は精神鑑定で広汎性発達障害と診断され、処遇をめぐって少年刑務所か少年院かが争点となったが、大阪地方裁判所は懲役12年、大阪高等裁判所は「一審は軽すぎる」として懲役15年を言い渡し、2007年11月に確定した。

  • 2005年2月27日 (平成17年) 岐阜県 殺人 判決確定

    中津川一家6人殺傷事件

    2005年2月27日、岐阜県中津川市で、公営老人保健施設の事務長だった男(当時57歳)が、自宅で実母と長男、長女と幼い孫2人の計5人を殺害し、長女の夫に包丁でけがを負わせた事件。男は犯行後に自殺を図った。一審の岐阜地裁と二審の名古屋高裁はいずれも無期懲役とし、2012年12月3日、最高裁第一小法廷は「死刑を選択することも十分考慮しなければならない事案」としながらも上告を棄却して、無期懲役が確定した。原判決を破棄して審理を差し戻すべきだとする裁判官の反対意見が付いた。

  • 2005年4月25日 (平成17年) 兵庫県 事故 判決確定

    JR福知山線脱線事故

    2005年(平成17年)4月25日午前9時18分ごろ、兵庫県尼崎市のJR福知山線塚口駅〜尼崎駅間で、快速列車が半径304mの右カーブに制限速度を大幅に超える速度で進入して脱線し、線路脇のマンションに激突した事故。運転士を含む107人が死亡、562人が負傷し、日本の鉄道事故として戦後最悪級の被害となった。運輸安全委員会は2007年に事故調査報告書を公表し、ダイヤの過密さや運転士への懲罰的な再教育制度なども背景として指摘された。

  • 2005年11月17日 (平成17年) 詐欺・経済事件 判決確定

    姉歯耐震偽装事件

    2005年(平成17年)11月17日、国土交通省は千葉県の一級建築士が、多数のマンションやホテルの構造計算書を偽造して耐震強度を偽っていたと公表した。震度5強程度の地震で倒壊のおそれがある建物も含まれ、居住者の避難や建て替えをめぐって社会に大きな衝撃を与えた。この建築士は建築士法違反等で有罪判決を受け、事件を機に建築基準法が改正された。

  • 2005年11月22日 (平成17年) 広島県 殺人 判決確定

    広島小1女児殺害事件

    広島市で小学1年の女児が下校途中に殺害され、遺体が段ボール箱に入れられた状態で発見された事件。

  • 2005年12月1日 (平成17年) 栃木県 誘拐・監禁 判決確定

    栃木小1女児殺害事件

    2005年(平成17年)12月1日、栃木県今市市(現・日光市)で、下校途中の小学1年生の女児が行方不明となり、翌2日、約60キロ離れた茨城県常陸大宮市の山林で遺体となって発見された事件。捜査は長期間難航したが、2014年に商標法違反の容疑で逮捕されていた男が本件の殺人罪で起訴された。宇都宮地方裁判所は無期懲役を言い渡し、東京高等裁判所は一審判決を破棄したうえで、殺害の日時・場所を広げた予備的訴因に基づいて改めて無期懲役とした。2020年(令和2年)3月に最高裁判所が上告を棄却して無期懲役が確定した。受刑者は冤罪を訴えており、支援者らが再審請求の準備を進めている。

  • 2005年12月8日 (平成17年) 東京都 詐欺・経済事件 終結

    ジェイコム株大量誤発注事件

    2005年(平成17年)12月8日、東京証券取引所マザーズ市場にこの日新規上場したジェイコム株について、みずほ証券の担当者が「61万円で1株」の売り注文を「1円で61万株」と誤って入力した事件。発行済株式数1万4,500株の40倍を超える売り注文で、みずほ証券は直後に取り消そうとしたが東証のシステムの不具合で取り消せず、東証も売買を停止しなかったため、みずほ証券は約400億円の損失を被った。決済は株券の受け渡しが不可能なため、1株91万2,000円の現金決済とされた。みずほ証券が東証に損害賠償を求めた訴訟では、東証にも重大な過失があったとして過失割合を東証7割・みずほ証券3割とし、東証に約107億円の支払いを命じた判決が2015年に確定した。事件を機に、証券会社の発注上限の設定や、取引所が大量の誤発注を受け付けない仕組みが整備された。

  • 2005年12月25日 (平成17年) 山形県 事故 終結

    JR羽越本線脱線事故

    2005年(平成17年)12月25日午後7時14分頃、山形県東田川郡庄内町の羽越本線・北余目駅~砂越駅間の第2最上川橋りょう付近で、秋田発新潟行きの特急「いなほ14号」が瞬間的な強風にあおられて全車両脱線し、3両が横転して沿線の施設に激突した。乗客5人が死亡、33人が重軽傷を負った。運輸安全委員会は2008年4月、突風は予見が困難であったとする調査報告書を公表した。JR東日本は事故後、現場付近への防風柵設置や気象観測体制の強化など総額100億円を超える安全対策を実施した。

この年にあった判決・逮捕などの動き(31件)

別の年に発生した事件の、その後の経過です。

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