栃木兄弟誘拐殺人事件
| 発生日 | 2004年9月11日(平成16年) |
|---|---|
| 経過 | 発生から21年10か月 |
| 発生場所 | 栃木県 小山市(思川) |
| 種別 | 誘拐・監禁 |
| 状態 | 終結 |
| 被害 | 死者 2人 負傷者 0人 |
2004年(平成16年)9月11日深夜、栃木県小山市の橋の上で、男(当時39歳)が同居家庭の幼い兄弟(4歳・3歳)を橋の下の川に投げ落として殺害した。男は日頃から兄弟を虐待していたとされる。2005年9月8日、宇都宮地方裁判所は死刑判決を言い渡したが、控訴審中に被告人が病死し、確定判決のないまま裁判手続きは終了した。
事件の経過
2004年9月11日深夜、栃木県小山市を流れる思川にかかる橋の上で、被害者兄弟(当時4歳・3歳)の父親と同居していた男(当時39歳)が、助手席で眠っていた兄を車から引きずり出し、橋の欄干の隙間から約5メートル下の川へ投げ落とした。男はその後、弟についても同様に川へ投げ落とした。9月13日、男は「思川の流れが速い場所で投げ落とした」と自供し、翌14日に弟の遺体が、16日には兄の遺体が、いずれも思川の中州付近で発見された。男は日頃から兄弟に虐待を加えていたとされ、9月12日には未成年者誘拐容疑でいったん逮捕された後、9月17日に殺人容疑で再逮捕された。兄弟の父親は塗装工として働きながら男手ひとつで子育てをしており、経済的な困窮から一時期兄弟を児童養護施設に預けていた時期もあった。男と父親は地元の中学の先輩後輩にあたる間柄で、父親は男に対して強く意見を言えない関係にあったとされ、男は「兄弟を殴ってあざを作ったまま父親のもとへ帰せば、父親からさらに殴られると思った」という趣旨の供述をしている。
裁判の経過
男は同年10月8日、殺人罪で起訴された。2005年9月8日、宇都宮地方裁判所は「幼児2人の尊い生命が失われた結果は非常に重大」として死刑判決を言い渡した。男は判決を不服として控訴したが、控訴審の初公判を待つ間の2006年6月4日、収容先の東京拘置所で病死した。同月21日、東京高等裁判所は被告人死亡を理由に公訴棄却を決定し、確定判決のないまま裁判手続きは終了した。この事件は、身近な大人による児童虐待が最悪の結末につながった典型例として大きく報じられ、児童虐待防止の啓発活動である「オレンジリボン運動」が始まる直接のきっかけとなった。オレンジリボン運動は、地元の有志が呼びかけたキャンペーンを起点に全国へ広がり、現在も11月の「児童虐待防止推進月間」を中心に、行政や民間団体による啓発イベントや街頭活動が各地で続けられている。
経過
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2004年9月11日
平成16年事件・事故 幼い兄弟が橋から川に投げ落とされる
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2004年9月17日
平成16年逮捕 殺人容疑で再逮捕
9月12日に未成年者誘拐容疑でいったん逮捕。
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2004年10月8日
平成16年起訴 殺人罪で起訴
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2005年9月8日
平成17年判決 宇都宮地方裁判所が死刑判決
宇都宮地方裁判所
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2006年6月21日
平成18年その他 被告人死亡により東京高等裁判所が公訴棄却を決定
控訴審係属中の2006年6月4日に被告人が病死。
東京高等裁判所
出典・公的資料
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「栃木兄弟誘拐殺人事件」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/2004-tochigi-brothers-abduction-murder/
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更新履歴
- 2026年7月17日 初版公開
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