六本木ヒルズ回転ドア死亡事故

発生日 2004年3月26日(平成16年)
経過 発生から22年4か月
発生場所 東京都 港区
種別 事故
状態 終結
被害 死者 1人
東京都港区の六本木ヒルズ森タワー入口の自動回転ドアに6歳の男児が挟まれ死亡した事故。同種事故が相次いでいたことが判明した。

事故の経過

2004年3月26日午前11時30分ごろ、東京都港区の複合施設「六本木ヒルズ」森タワー2階正面入口にある大型自動回転ドアに、6歳の男児が頭部を挟まれた。男児は病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。男児の身長はセンサーが感知する高さを下回っており、ドアが自動停止しなかったことが被害につながった。

相次いでいた同種事故

調査の結果、森タワーが開業してから本事故が起きるまでのおよそ1年間に、大型回転ドアで12件、小型回転ドアで10件の接触事故が既に発生しており、そのうち大型回転ドアの7件は8歳以下の子どもが挟まれる、本事故と類似のケースであったことが判明した。事前に同種の事故が繰り返し起きていたにもかかわらず、根本的な対策が講じられていなかった点が厳しく批判された。

刑事責任と業界への影響

警視庁は2005年1月26日、ビルの施設管理者やドアの製造販売会社の役員ら6人を、業務上過失致死の疑いで書類送検した。この事故を機に、六本木ヒルズをはじめ全国の大型自動回転ドアの多くが稼働を停止・撤去され、経済産業省は回転ドアの安全基準(センサー感度や停止性能等)を定めた新たなガイドラインを策定した。子ども目線での製品安全設計の重要性を社会に強く印象づけた事故として、製品安全の分野で繰り返し言及されている。

製品安全と法規制の遅れ

当時、自動回転ドアには統一的な安全基準となる法規制が存在せず、メーカーや設置者の自主的な安全対策に委ねられていた。この事故は、新しい建築設備・製品が普及する際に、安全基準の整備が実態に追いついていないという構造的な問題を浮き彫りにし、経済産業省による消費生活用製品の安全規制のあり方全般を見直す契機ともなった。

遺族の思いと社会への発信

亡くなった男児の遺族はその後、製品安全に関する講演活動などを通じて、同種事故の再発防止を訴え続けており、消費者安全行政の分野で重要な役割を果たしている。

回転ドアという設備の見直し

事故後、全国の商業施設やオフィスビルで、大型自動回転ドアの安全性を疑問視する声が広がり、多くの施設が通常の開き戸への交換や、回転速度を落とす改修を行った。

経過

  1. 2004年3月26日
    平成16年

    事件・事故 六本木ヒルズの回転ドアに男児が挟まれる

    約2時間後に死亡が確認された。

  2. 2005年1月26日
    平成17年

    その他 施設管理者・製造会社役員ら6人が書類送検される

出典・公的資料

一次資料 1件 判決文・白書・調査報告書・法令など、原典にあたれる資料を掲載しています。

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「六本木ヒルズ回転ドア死亡事故」事件データベース jiken.jp、2026年8月4日閲覧。https://jiken.jp/cases/2004-roppongi-hills-revolving-door-death/

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