広島小1女児殺害事件

発生日 2005年11月22日(平成17年)
経過 発生から20年8か月 2010年1月1日の確定から16年7か月
発生場所 広島県 安芸区
種別 殺人
状態 判決確定
被害 死者 1人
広島市で小学1年の女児が下校途中に殺害され、遺体が段ボール箱に入れられた状態で発見された事件。

事件の経過

2005年11月22日、広島市安芸区で、小学1年の女児(7歳)が下校途中に行方不明になり、同日夜、自宅からほど近い路上に置かれた段ボール箱の中から遺体で発見された。女児は制服を着たまま箱に入れられており、外傷は見当たらなかったが、頸部を圧迫されたことによる窒息死であったと断定された。遺体には性的暴行を受けた痕跡もあった。

逮捕までの経緯

同月30日、日系人としてビザを取得し日本国内で就労していた30歳の男が、殺人容疑で逮捕された。男は母国ペルーでも少女への暴行容疑で指名手配されており、偽名を用いて日本への入国・在留資格を取得していたことが捜査で判明した。子どもが日常的な通学路で犠牲になったことから、登下校時の子どもの安全確保をめぐり、全国的に大きな議論を呼んだ。

裁判とその後の影響

広島地方裁判所・広島高等裁判所を経て、2010年に最高裁判所で無期懲役が確定した。本事件は、通学路の防犯対策や、地域住民による見守り活動、学校と保護者・警察の連携強化など、子どもの安全対策を全国的に見直す大きな契機となった。事件のあった地域では、現在も安全マップの作成や見守り活動が継続されている。

相次いだ児童対象の事件と社会の反応

事件から間もない同年12月には栃木県今市市(現・日光市)でも小学1年の女児が殺害される事件が発生し、児童を狙った事件が相次いだことへの不安が全国に広がった。当時、複数の自治体首長が「どのまちで起きてもおかしくない」といった趣旨の発言をするなど、地方自治体の間でも防犯意識が急速に高まった。事件から20年が経過した現在も、地域では見守り活動や安全教育が継続されている。

在留資格をめぐる問題

逮捕された男は事件前、建設作業員として日本国内で就労していたが、偽名で取得した在留資格を用いていたことが捜査の過程で判明した。外国人労働者の在留資格審査のあり方や、地域社会における子どもの見守り体制の重要性が、事件後の議論の中で改めて浮き彫りになった。

見守り活動の広がり

事件後、地域住民による登下校時の見守り活動やパトロールが全国的に広がり、防犯ボランティアの取り組みが各地で活発化した。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 2005年11月22日
  2. 逮捕 2005年11月30日 +8日
  3. 判決 2010年 +1,493日

経過

  1. 2005年11月22日
    平成17年

    事件・事故 小学1年の女児が下校途中に殺害される

    遺体は段ボール箱に入れられた状態で発見された。

  2. 2005年11月30日
    平成17年

    逮捕 殺人容疑で男が逮捕される

  3. 2010年
    平成22年

    判決 最高裁判所で無期懲役が確定

    最高裁判所

出典・公的資料

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「広島小1女児殺害事件」事件データベース jiken.jp、2026年8月3日閲覧。https://jiken.jp/cases/2005-hiroshima-girl-murder/

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