1968年の事件・出来事 昭和43年

この年に発生した事件・事故(9件)

  • 1968年2月21日 (昭和43年) 宮崎県 災害 終結

    えびの地震

    1968年(昭和43年)2月21日午前10時44分、宮崎県えびの町(現・えびの市)を震央とするマグニチュード6.1の地震が発生した。えびの町真幸で震度6を観測し、宮崎・鹿児島・熊本の3県で死者3人、負傷者44人、住家全壊498戸の被害が生じた。同日午前8時51分にマグニチュード5.7の前震があり、翌22日にはマグニチュード5.6の最大余震が起きるなど、震度5以上の揺れが繰り返された。震源域は加久藤カルデラの内部にあたり、火山地帯特有の地震活動として研究の対象となった。シラスと呼ばれる火山噴出物の地盤が崩れやすく、被害を広げたことも特徴である。

  • 1968年5月8日 (昭和43年) 富山県 災害 終結

    イタイイタイ病

    1968年(昭和43年)5月8日、厚生省は「イタイイタイ病の本態はカドミウムの慢性中毒による骨軟化症である」とする見解を発表し、日本で最初に公害病と認定された疾病となった。富山県の神通川下流域で大正期から発生していた原因不明の病で、患者は骨がもろくなって激痛を訴えた。原因は上流の三井金属鉱業神岡鉱業所(岐阜県)が排出したカドミウムで、汚染された川水と米を通じて住民の体内に取り込まれていた。1971年の富山地方裁判所判決、翌年の名古屋高等裁判所金沢支部判決はいずれも住民側の主張を認め、四大公害裁判のひとつとして公害行政を大きく動かした。

  • 1968年6月16日 (昭和43年) 神奈川県 テロ・無差別襲撃 判決確定

    横須賀線電車爆破事件

    1968年(昭和43年)6月16日、横須賀線の北鎌倉駅〜大船駅間を走行中の電車内で、網棚に置かれた荷物が爆発した事件。乗客1人が死亡、14人が重軽傷を負った。犯人は元交際相手への恨みを動機に犯行に及び、死刑が確定・執行された。

  • 1968年8月18日 (昭和43年) 岐阜県 事故 終結

    飛騨川バス転落事故

    1968年(昭和43年)8月18日午前2時11分ごろ、岐阜県加茂郡白川町の国道41号飛水峡で、集中豪雨による土石流が観光バス2台を飛騨川へ押し落とした。乗員乗客107人のうち104人が死亡し、生存者は3人にとどまった。日本のバス事故として最大の犠牲者数である。名古屋方面から乗鞍岳へ向かっていたバス15台の車列が、進路の土砂崩れで引き返す途中の惨事だった。刑事責任は問われなかったが、国家賠償訴訟で名古屋高等裁判所は「全面的な人災」と認定し、国の賠償責任を認めた。この事故を機に、雨量に応じて道路を通行止めにする異常気象時通行規制の制度がつくられた。

  • 1968年10月10日 (昭和43年) 福岡県 事故 判決確定

    カネミ油症事件

    1968年(昭和43年)、北九州市のカネミ倉庫が製造した米ぬか油に、製造工程で熱媒体として使われていたPCB(カネクロール)が混入し、それを食べた人に皮膚の吹き出物や色素沈着などの健康被害が西日本一帯で広がった事件。10月10日に新聞が「正体不明の奇病」として初めて報じ、届け出た人は約1万3千人に上った。油にはPCBのほか、ダイオキシン類も含まれていた。厚生労働省が認定した患者は2026年3月末現在で累計2,395人(死亡者を含む)。刑事裁判で工場長の有罪が確定し、2012年には被害者を支援する救済法が制定された。

  • 1968年10月11日 (昭和43年) 東京都 殺人 判決確定

    永山則夫連続射殺事件

    1968年(昭和43年)10月11日から11月5日にかけて、東京・京都・北海道・愛知の4都道府県で、警備員やタクシー運転手ら男性4人が拳銃で相次いで射殺された事件。犯人は事件当時19歳の少年で、在日米軍基地から盗んだ拳銃を使用していた。少年は翌1969年4月、東京都内で逮捕された。

  • 1968年10月21日 (昭和43年) 東京都 その他 終結

    新宿騒乱事件

    1968年(昭和43年)10月21日、国際反戦デーに合わせて新宿駅に集結した新左翼党派の学生・活動家ら約4,600人が駅構内に乱入し、電車への放火や信号機への投石を繰り返した事件。約2万人の野次馬も加わって騒乱状態となり、734人が検挙され、戦後初めて騒擾罪(現・騒乱罪)が適用された。

  • 1968年11月2日 (昭和43年) 兵庫県 事故 判決確定

    池之坊満月城火災

    1968年(昭和43年)11月2日未明、兵庫県神戸市の有馬温泉の旅館「池之坊満月城」で発生した火災。増築を重ねた複雑な建物と防火設備の不備から避難が難航し、死者30人、重傷者44人を出した。防火管理者を兼ねていた経営会社の代表取締役は、1978年に神戸地裁で禁錮2年・執行猶予2年の有罪判決を受けた。

  • 1968年12月10日 (昭和43年) 東京都 強盗 未解決

    三億円事件

    1968年(昭和43年)12月10日、東京都府中市で白バイ警察官を装った男が現金輸送車を停止させ、東芝府中工場従業員のボーナス約2億9,430万円を積んだまま車ごと奪って逃走した事件。暴行・脅迫を用いない計略による犯行で、法的には窃盗罪にあたる。警察は延べ17万人を動員したが犯人を検挙できず、1975年12月10日に公訴時効(7年)が成立し、戦後を代表する未解決事件として知られる。

この年にあった判決・逮捕などの動き(16件)

別の年に発生した事件の、その後の経過です。

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