高千穂6人殺害事件 通称: 宮崎6人殺害事件
結末 2019年7月、県警は自殺した次男による犯行と断定し、殺人容疑で被疑者死亡のまま書類送検して捜査を終えた。動機は解明されていない
| 発生日 | 2018年11月25日(平成30年) 〜 2018年11月26日 2018年(平成30年)の事件 / 11月25日に起きた事件 |
|---|---|
| 経過 | 発生から7年11か月 |
| 発生場所 | 宮崎県 西臼杵郡高千穂町(押方の農家) |
| 種別 | 殺人 |
| 状態 | 終結 |
| 被害 | 死者 6人 負傷者 0人 |
2018年(平成30年)11月26日、宮崎県西臼杵郡高千穂町押方の農家で、世帯主の男性(当時72歳)ら同居する家族5人と、訪れていた知人の男性(当時44歳)の計6人の遺体が見つかった事件。6人は25日夜から26日朝にかけて相次いで襲われたとみられる。同居する次男(当時42歳)は同日、近くの橋の下の川で遺体で見つかり、自殺とみられた。宮崎県警は2019年7月、次男による犯行と断定し、殺人容疑で被疑者死亡のまま書類送検して捜査を終えたが、動機は解明されなかった。
事件の発覚
2018年(平成30年)11月26日午前10時20分ごろ、町外に住む世帯主の三男から「実家に電話がつながらない」と警察に相談があった。午前11時すぎ、宮崎県高千穂町押方の農業の男性(当時72歳)方を訪れた警察官が、男性3人と女性3人の計6人の遺体を見つけた。複数の遺体に刃物による傷があったことなどから、県警は殺人事件と断定し、高千穂署に約60人態勢の捜査本部を置いた。現場は県北西部の山あいの集落で、景勝地の高千穂峡に近く、大分・熊本の県境にも近い。
亡くなったのは、世帯主の男性、その妻(66歳)、同居する次男の妻(41歳)、次男の長男(21歳)、次男の長女で小学2年の女児(7歳)の家族5人と、隣の五ケ瀬町に住む知人の男性(44歳)だった。この日の朝には女児が登校せず、午前9時ごろに小学校の教頭が家を訪ねたが、応答はなかった。
被害の状況
捜査関係者への取材によると、世帯主の妻は屋外で、ほかの5人は家の中の複数の部屋で倒れていた。現場からは血の付いたなたが見つかった。世帯主とその妻、次男の長男、知人の4人は首付近や頭部を刃物で切り付けられたとみられ、深い傷があった。次男の妻と長女には目立った外傷がなく、首に絞められたような痕があり、捜査本部は長女の死因を窒息死と明らかにした。
知人の男性は25日午後9時以降に家を訪れていた。次男夫婦から電話で呼び出され、夫婦のトラブルの仲裁に向かっていたとされる。トラブルの原因は次男の女性関係だったと、捜査関係者への取材で報じられた。捜査本部は、次男の長男が勤務先に姿を見せなかった26日午前7時半までに、6人が次々と襲われたとみて調べた。
次男の死亡
26日夕、現場から約3キロ離れた神都高千穂大橋(高さ約115メートル)の下の五ケ瀬川で、同居する次男(当時42歳)の遺体が見つかった。次男は世帯主の次男で、亡くなった長男と長女の父、次男の妻の夫にあたる。橋のそばの駐車場には次男の軽乗用車が早朝から止まっており、欄干から次男の指紋が検出されたことから、捜査本部は飛び降り自殺した可能性が高いと判断した。
現場で見つかったなたは、先のとがった、海外の軍隊が密林で使う「マシェット」に似た形状だった。次男は軍事用品の収集を趣味にしており、捜査本部は収集品の一つが凶器に使われたとみて調べた。
書類送検と捜査の終結
宮崎県警捜査1課と高千穂署は2019年7月24日、次男を殺人容疑で被疑者死亡のまま書類送検したと発表した。第三者が関与した形跡がないことや犯行前後の状況から、次男による犯行と断定し、捜査を終えた。
動機や背景は解明されなかった。県警は、次男が精神的に不安定な状態にあった可能性を把握したが、当事者の多くが殺害されたことから、特定には至らなかった。被疑者が死亡しているため、刑事裁判は開かれていない。地元紙の宮崎日日新聞は、この事件を「全国を震撼させた凶悪事件」「本県犯罪史に残る殺人事件」と伝えた。本件をきっかけとした法改正や制度の変更は確認されていない。
経過
-
2018年11月26日
平成30年事件・事故 高千穂町押方の農家で6人の遺体が見つかる
家族5人と知人1人。25日夜から26日朝にかけて襲われたとみられる
-
2018年11月26日
平成30年捜査 約3キロ離れた橋の下の川で同居する次男の遺体が見つかる
捜査本部は飛び降り自殺の可能性が高いと判断した
-
2019年7月24日
令和元年その他 県警が次男を殺人容疑で被疑者死亡のまま書類送検し、捜査を終結
第三者の関与はないとして次男の犯行と断定。動機は解明されなかった
出典・参考資料
この事件については、判決文・調査報告書などの一次資料をまだ確認できていません。以下は報道・文献などの参考資料です(出典の方針)。
- その他
- その他
- その他
- その他
- その他
- その他
- その他
- その他
- その他
- その他
- その他
-
その他
宮崎日日新聞 2019年7月25日発行Wayback Machine で取得。動機が不明のままであること、精神的に不安定だった可能性を県警が把握していたことを確認
さらに調べるには
- 国立国会図書館サーチこの事件を扱った書籍・雑誌記事を探す
- CiNii Research論文・判例研究を探す
- 裁判所 裁判例検索判決文を探す(公開されている判決のみ)
- 国会会議録検索システム国会でこの事件がどう議論されたかを調べる
資料の探し方や引用の書き方は調べ学習・レポートでの使い方にまとめています。
関連する法律用語
この記事を引用する
レポート・記事などで本ページを参照する際は、以下の表記をご利用ください。一次資料までたどる方法は調べ学習・レポートでの使い方をご覧ください。
「高千穂6人殺害事件」事件JP、2026年10月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/2018-takachiho-six-murders/
更新履歴
- 2026年10月29日 初版公開
本ページは報道・文献などの参考資料に基づいて作成しています。情報の誤りにお気づきの場合や、掲載内容の削除・訂正のご依頼は お問い合わせ・削除依頼よりご連絡ください。