リクルート事件
| 発生日 | 1989年2月13日(平成元年) |
|---|---|
| 経過 | 発生から37年5か月 2003年3月1日の確定から23年5か月 |
| 発生場所 | 東京都 千代田区(東京地検特捜部) |
| 種別 | 汚職・政治事件 |
| 状態 | 判決確定 |
リクルート社の未公開株が政財官界の関係者に譲渡されていたことが発覚した戦後最大級の汚職事件。前会長らが贈収賄容疑で逮捕された。
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事件の経過
リクルート社の関連会社「リクルートコスモス」の未公開株が、政界・財界・官界の有力者やその関係者に対し、公開前に譲渡されていたことが1988年に発覚した。株式は上場後に大幅な値上がりが見込まれており、実質的な利益供与にあたるとして問題視された。東京地検特捜部は本格的な捜査に乗り出し、1989年2月13日、リクルート社前会長の江副浩正氏と、ファーストファイナンス前副社長、NTT元取締役2人を、NTT法違反(贈収賄)容疑で逮捕した。
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戦後最大級の汚職事件
捜査の過程で、当時の内閣官房長官や複数の閣僚経験者、有力政治家など、政財官界の広範な人物への未公開株譲渡が次々と明らかになり、最終的に12人が逮捕・起訴される戦後最大級の汚職事件に発展した。竹下登内閣は事件の責任を取る形で総辞職に追い込まれ、日本の政治資金や株式公開のあり方をめぐる制度改革の議論を大きく前進させた。
裁判とその後
江副氏は113日間の勾留を経て保釈され、裁判では贈賄罪などに問われた。公判は極めて長期化し、東京地方裁判所での公判回数は322回に及び、当時歴代最多を記録した。2003年3月、東京地裁は江副氏に懲役3年・執行猶予5年の判決を言い渡し、検察・被告双方が控訴せず確定した。事件に関わった12人全員が有罪となり、日本の政治とカネをめぐる問題を象徴する事件として、今日も繰り返し取り上げられている。
未公開株譲渡の手口
未公開株の譲渡は、リクルートコスモス社の株式公開に先立ち、政治家や官僚、有力企業経営者ら関係者に対して額面近い価格で行われた。株式は公開直後に数倍の価格に値上がりすることが見込まれており、実質的には多額の利益を無償に近い形で提供する行為にほかならなかった。表面上は正規の株式取引の体裁をとりながら実質的な贈収賄にあたる、巧妙な利益供与の手口として問題視された。
政治とカネをめぐる教訓
リクルート事件は、企業と政治家の関係のあり方や、政治資金規正のあり方を問い直す大きな契機となった。事件後、政治資金規正法の改正や、政治家の資産公開に関する制度整備が進められたが、その後も同種の政治とカネをめぐる問題は繰り返し発生しており、事件が提起した課題は現在も完全には解消されていないと指摘されている。
経過
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1989年2月13日
平成元年逮捕 江副浩正前会長らがNTT法違反容疑で逮捕される
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1989年6月3日
平成元年その他 竹下登内閣が総辞職を表明
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2003年3月
平成15年判決 東京地方裁判所が懲役3年執行猶予5年の判決
東京地方裁判所
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2003年3月
平成15年判決 検察・被告とも控訴せず判決が確定
出典・公的資料
- その他
- 公的発表・広報
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「リクルート事件」事件データベース jiken.jp、2026年8月4日閲覧。https://jiken.jp/cases/1989-recruit-scandal/
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