東名高速飲酒運転事故
| 発生日 | 1999年11月28日(平成11年) |
|---|---|
| 経過 | 発生から26年8か月 2001年1月27日の確定から25年6か月 |
| 発生場所 | 東京都 世田谷区 |
| 種別 | 事故 |
| 状態 | 判決確定 |
| 被害 | 死者 2人 負傷者 1人 |
東名高速道路で飲酒運転のトラックが乗用車に追突・炎上させ、幼い姉妹2人が死亡した事故。危険運転致死傷罪創設の契機となった。
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事故の経過
1999年(平成11年)11月28日午後3時30分ごろ、東京都世田谷区の東名高速道路東京インターチェンジ付近で、飲酒運転をしていた12トントラックが、箱根への行楽帰りだった家族4人が乗る乗用車に追突した。乗用車は大破・炎上し、運転席にいた妊娠中の母親(31歳)は自力で脱出したものの、後部座席にいた3歳と1歳の女児2人は焼死し、助手席にいた父親(49歳)も全身の25パーセントに及ぶ大やけどを負った。
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飲酒運転トラック運転手の刑事責任
トラックの運転手は高知県から東京へ向かう途中、大量に飲酒していた。事故当時、危険運転致死傷罪はまだ存在しておらず、運転手は業務上過失致死傷罪と道路交通法違反の罪に問われた。2000年6月8日、裁判所は求刑懲役5年に対し懲役4年の判決を言い渡し、検察・被告双方が控訴しなかったため、判決はそのまま確定した。
危険運転致死傷罪の創設への影響
幼い命が飲酒運転によって奪われたにもかかわらず、当時の法定刑の上限が懲役5年にとどまっていたことに対し、遺族や世論から厳罰化を求める声が高まった。遺族による署名活動などを背景に、2001年に道路交通法および刑法が改正され、人を死亡させた場合に1年以上15年以下の懲役を科すことができる「危険運転致死傷罪」が新設された。本事故は、日本の交通刑事政策の大きな転換点となった事故として記録されている。
遺族の訴えとその後の法改正
事故で娘2人を失った両親は、業務上過失致死傷罪の法定刑の軽さに疑問を抱き、全国で講演活動や署名活動を展開した。夫妻の訴えは大きな社会的反響を呼び、2001年の刑法改正による危険運転致死傷罪の新設だけでなく、その後の道路交通法改正による飲酒運転の罰則強化にもつながったとされる。一方で、危険運転致死傷罪が適用されるかどうかで刑の重さが大きく変わる制度のあり方については、遺族がその後も問題提起を続けている。
交通安全教育への活用
この事故は、飲酒運転による交通事故の悲惨さを象徴する事例として、その後も交通安全教育の教材として広く用いられている。
経過
-
1999年11月28日
平成11年事件・事故 東名高速道路で飲酒運転トラックが乗用車に追突
幼い姉妹2人が焼死した。
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2000年6月8日
平成12年判決 裁判所がトラック運転手に懲役4年の判決
求刑は懲役5年だった。
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2001年1月27日
平成13年判決 検察が控訴を断念し懲役4年の判決が確定
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2001年11月28日
平成13年その他 刑法改正により危険運転致死傷罪が新設
本事故を一つの契機として法定刑が引き上げられた。
出典・公的資料
一次資料 1件 判決文・白書・調査報告書・法令など、原典にあたれる資料を掲載しています。
- その他
- 調査報告書
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「東名高速飲酒運転事故」事件データベース jiken.jp、2026年8月3日閲覧。https://jiken.jp/cases/1999-tomei-expressway-drunk-driving-accident/
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