碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件

発生日 1998年6月28日(平成10年)
経過 発生から28年1か月 2019年7月19日の確定から7年
発生場所 愛知県 碧南市油渕町
種別 強盗
状態 判決確定
被害 死者 2人  負傷者 0人
1998年(平成10年)6月28日夜から29日未明にかけて、愛知県碧南市の民家でパチンコ店店長の男性とその妻が男3人組に襲われ、殺害されて金品を奪われた。DNA型の再鑑定により2010年代に犯人が特定され、主犯格の男は2019年、最高裁で死刑が確定した。
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事件の経過

1998年6月28日夜から29日未明にかけて、愛知県碧南市油渕町の民家で、パチンコ店の店長を務める男性(当時45歳)と妻(当時36歳)が、男3人組に押し入られて殺害され、現金などを奪われた。事件は当初、有力な手がかりが得られないまま長期間未解決となっていたが、2010年の刑事訴訟法改正で殺人罪の公訴時効が廃止・延長されたことを受け、愛知県警は2011年4月、未解決の重要事件を専門に捜査する特命捜査係を設置し、当時の捜査資料を洗い直す再捜査を進めた。
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DNA鑑定による解決と裁判の経過

特命捜査係は、事件現場に残されていた検体を最新技術で再鑑定した結果、唾液から検出されたDNA型が、当時別の強盗殺人事件で服役していた男のものと酷似していることを突き止めた。この男は、2006年6月に名古屋市内で発生した高齢女性を狙った強盗殺人未遂事件の犯人としても関与が指摘されていた人物だった。男はこれとは別に、2007年8月には闇サイトを通じて知り合った共犯者らと共謀し、名古屋市内で帰宅途中の女性会社員を拉致・殺害する事件(闇サイト殺人事件)を起こしており、その裁判で無期懲役が確定していた。服役中に本件の犯人として浮上したことになる。2015年12月15日、裁判所は男に死刑、本件の共犯とされた2人にはそれぞれ無期懲役の判決を言い渡した。男は上告したが、2019年7月19日、最高裁判所は上告を棄却し、死刑が確定した。DNA型鑑定技術の進歩により、既に服役中だった人物の関与が判明し、長期間未解決だった強盗殺人事件の解決に至った事例として、捜査手法の発展を示す事件となっている。事件現場に残された微量な検体からでも個人識別が可能になった鑑定技術の向上は、全国の警察が抱える他の長期未解決事件の再捜査にも影響を与え、公訴時効の撤廃とあわせて未解決事件解決の新たな道筋を示すものとして注目された。男は本件を含め複数の強盗殺人事件に関与していたことが明らかになり、一つの凶悪事件の背後に同一人物による複数の犯行が連なっていた実態が、捜査の進展とともに次第に明らかになっていった。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 1998年6月28日
  2. 判決 2015年12月15日 +6,379日

経過

  1. 1998年6月28日
    平成10年

    事件・事故 パチンコ店長夫婦が殺害される

  2. 2015年12月15日
    平成27年

    判決 主犯格の男に死刑、共犯2人に無期懲役の判決

  3. 2019年7月19日
    令和元年

    その他 最高裁判所が上告を棄却し死刑確定

    最高裁判所

出典・公的資料

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「碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/1998-hekinan-pachinko-couple-murder/

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更新履歴

  • 2026年7月17日 初版公開

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