時津風部屋力士暴行死事件
| 発生日 | 2007年6月26日(平成19年) |
|---|---|
| 経過 | 発生から19年2か月 2010年1月1日の確定から16年8か月 |
| 発生場所 | 愛知県 愛知県犬山市(時津風部屋の合宿先) |
| 種別 | 殺人 |
| 状態 | 判決確定 |
| 被害 | 死者 1人 |
2007年(平成19年)6月、大相撲時津風部屋で、17歳の新弟子が親方や兄弟子から暴行を伴う「稽古」を受け、翌26日に死亡した事件。死因は当初「急性心不全」とされたが、後に暴行による「挫滅症候群」と判明した。
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事件の経過
大相撲の時津風部屋に春に入門したばかりの17歳の新弟子が、2007年6月25日夜、親方からビール瓶で殴打された後、兄弟子らから継続的な暴行を受けた。翌26日には「ぶつかり稽古」の名目で約30分間にわたる激しい稽古を課された上、金属バットで殴打された。新弟子は稽古中に心肺停止となり、搬送先の病院で死亡が確認された。
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死因の解明
当初、死因は「急性心不全」とされていたが、遺体の外傷の状況や両親の疑問を受け、新潟大学で公費による司法解剖が実施された。その結果、暴行による全身の筋肉損傷が原因の「挫滅症候群」による死亡であったことが判明し、日常的な暴力指導との因果関係が立証された。
裁判と相撲界への影響
親方は傷害致死罪などに問われ、最高裁で懲役5年の実刑が確定した。暴行に加わった兄弟子らにも執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。日本相撲協会は、部屋持ち親方が解雇されるという異例の処分を下すとともに、外部理事の招聘や指導マニュアルの策定など、閉鎖的とされてきた相撲部屋の体質改善に向けた改革を進めた。
相撲界の閉鎖性という背景
この事件が明るみに出るまで、相撲部屋内部での指導のあり方は外部からうかがい知ることが難しく、閉鎖的な体質が長年指摘されてきた。事件を機に、外部の目が入りにくい伝統的な指導体制そのものの是非が、スポーツ団体全般における暴力根絶の文脈で広く議論されるようになった。
他競技への波及
この事件を契機に、柔道や体操など他のスポーツ団体でも、指導者による暴力・パワーハラスメントの実態調査や再発防止策の策定が進んだ。日本のスポーツ界全体における「体罰」の許容範囲を見直す大きな転換点として位置づけられている。
報道による社会的関心の高まり
新弟子の不審死をめぐる一連の報道は、当初「急性心不全」とする協会側の説明への疑問から始まり、司法解剖による死因の解明に至るまで、テレビ・新聞で継続的に大きく報じられた。国民的な人気を誇る大相撲の暗部を明らかにした事件として、社会に強い印象を残した。
力士養成員制度の見直し
事件を受け、日本相撲協会は新弟子の健康管理体制を見直し、定期的な健康診断や、部屋内での暴力行為に関する相談窓口の整備を進めた。
経過
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2007年6月25日
平成19年事件・事故 新弟子が親方らから暴行を受ける
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2007年6月26日
平成19年その他 新弟子が稽古中に心肺停止となり死亡
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2010年
平成22年判決 元親方の懲役5年が最高裁で確定
最高裁判所
出典・公的資料
- その他
- その他
関連する法律用語
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「時津風部屋力士暴行死事件」事件JP、2026年9月8日閲覧。https://jiken.jp/cases/2007-tokitsukaze-stable-hazing-death/
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