1951年の事件・出来事 昭和26年
この年に発生した事件・事故(4件)
-
国鉄桜木町電車火災事故
1951年(昭和26年)4月24日、横浜市中区の国鉄京浜東北線桜木町駅構内で、架線工事のミスにより垂れ下がった架線に電車のパンタグラフが接触して短絡し、先頭車両が全焼した事故。死者106人、負傷者92人にのぼり、戦後の国鉄が起こした重大事故の一つに数えられる。当時の63系電車は中段が固定された3段窓で乗客が窓から脱出できず、非常用ドアコックの位置も乗客に周知されていなかったため、多くの乗客が炎上する車内に閉じ込められた。架線工事の担当作業員や運転士らが業務上過失致死罪などで禁錮刑の実刑判決を受けたほか、この事故を契機に非常用ドアコックの設置・表示の義務化、3段窓の廃止、車両の不燃化など、鉄道車両の安全基準が大きく見直された。
-
大原劇場火災
1951年(昭和26年)5月19日午後2時50分ごろ、北海道厚岸郡浜中村(現・浜中町)の茶内市街にあった映画館「大原劇場」で火災が発生した。上映中のフィルムから映写室内で出火し、火元の映写室が出入口の近くにあったうえ、非常口にかんぬきがかけられていたため、多くの観客が避難できなかった。小・中学生ら39人を含む42人が死亡する惨事となった。
-
ルース台風
1951年(昭和26年)10月14日、中心気圧935hPaという統計開始以降4番目の低さで鹿児島県串木野市付近に上陸した台風。速い速度で九州を縦断し、死者572人・行方不明者371人・負傷者2644人、損壊家屋7万2664棟という甚大な被害を全国にもたらした。
-
愛媛県国鉄バス火災事故
1951年(昭和26年)11月3日、愛媛県東宇和郡野村町(現・西予市)付近で、秋祭りに向かう乗客で超満員の国鉄バスが、車内に持ち込まれた映画用フィルムの発火により炎上した事故。事故4日後の国鉄総裁の国会報告では死者33人、重傷者8人、軽傷者8人。運輸省は直ちにバスへのフィルムの持ち込みを厳禁した。
この年にあった判決・逮捕などの動き(11件)
別の年に発生した事件の、その後の経過です。
- 1月1日 その他 国鉄桜木町電車火災事故 63系電車の本格的な体質改善工事が始まる
- 1月1日 判決 日大ギャング事件 少年に懲役4〜7年の不定期刑、少女も有罪が確定
- 1月12日 判決 弘前大学教授夫人殺し事件 一審が殺人について無罪判決
- 3月30日 公判 三鷹事件 東京高等裁判所が控訴審判決、死刑を言い渡す
- 4月25日 捜査 国鉄桜木町電車火災事故 運輸省鉄道監督局が事故報告を作成
- 5月1日 その他 人民広場事件 国民公園管理規則を改正し皇居前広場の政治集会を不許可に
- 10月19日 その他 ルース台風 山口県知事が警察予備隊に救援を要請
- 10月21日 その他 ルース台風 警察予備隊が第1回出行として被災地に入る
- 11月1日 その他 国鉄桜木町電車火災事故 応急改善工事が完了
- 11月1日 その他 愛媛県国鉄バス火災事故 運輸省自動車局長がバスへのフィルムの持ち込みを厳禁する通牒
- 11月7日 その他 愛媛県国鉄バス火災事故 国鉄総裁が衆議院運輸委員会で事故を報告・陳謝
出典: https://jiken.jp/timeline/showa/1951/(2026-10-30 取得)/ 事件JP