羽田空港地上衝突事故

発生日 2024年1月2日(令和6年)
経過 発生から2年7か月
発生場所 東京都 大田区(羽田空港)
種別 事故
状態 終結
被害 死者 5人  負傷者 14人
羽田空港の滑走路で、着陸した日本航空機と海上保安庁機が衝突・炎上した事故。日本航空機の乗客乗員379人全員が脱出した一方、海上保安庁機の乗員5人が死亡した。
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事故の経過

2024年1月2日午後5時47分ごろ、東京都大田区の羽田空港C滑走路で、新千歳空港から着陸してきた日本航空516便(エアバスA350型機)が、滑走路上に進入していた海上保安庁の航空機と衝突した。日本航空機は衝突後に炎上したが、乗客乗員379人は客室乗務員の誘導により、非常口の一部が使用できない状況の中でも全員が機外へ脱出した。一方、海上保安庁機に搭乗していた6人のうち、脱出できた機長を除く5人が死亡した。
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奇跡と呼ばれた全員脱出

日本航空機は炎に包まれる中、客室乗務員が冷静に乗客を誘導し、手荷物を持ち出そうとする乗客を制止しながら短時間で機体からの脱出を完了させた。全員が無事に脱出できたことは「奇跡の脱出」として国内外で高く評価され、日ごろの避難訓練の成果や、乗員の的確な判断力を示す事例として、その後の航空安全教育でも取り上げられている。

事故原因の調査

運輸安全委員会は、日本航空機と海上保安庁機の双方について、管制官とのやり取りや滑走路への進入経緯を調査した。海上保安庁機は、能登半島地震の被災地への支援物資輸送のため滑走路への進入許可を待機していたところ、許可がないまま滑走路に進入した可能性が指摘され、管制官の指示内容や機長の認識にずれがなかったかが検証の焦点となった。

空港の安全対策への影響

この事故を受け、国土交通省は主要空港における滑走路誤進入を防止するための警報システムの導入拡大や、管制官と航空機との交信内容の再確認手順の強化を進めた。滑走路上での航空機同士の衝突(ランウェイインカージョン)は世界的にも重大事故につながりやすいとされており、本事故は日本国内における同種事故対策の重要性を改めて浮き彫りにした。

負傷者について

日本航空機側では、脱出の際に転倒するなどして乗客・乗員あわせて14人が負傷した。非常口の一部が使用できない状況の中、限られた出口に乗客が集中したことも負傷者が出た一因とみられている。それでも重篤な負傷者が出なかったことは、日ごろの避難訓練の実効性を示す結果として評価された。

経過

  1. 2024年1月2日
    令和6年

    事件・事故 羽田空港で日本航空機と海上保安庁機が衝突

    海上保安庁機の乗員5人が死亡、日本航空機の乗客乗員379人は全員脱出した。

出典・公的資料

一次資料 1件 判決文・白書・調査報告書・法令など、原典にあたれる資料を掲載しています。

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「羽田空港地上衝突事故」事件データベース jiken.jp、2026年8月4日閲覧。https://jiken.jp/cases/2024-haneda-airport-collision/

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