竹下通り暴走事件

発生日 2019年1月1日(平成31年)
経過 発生から7年6か月
発生場所 東京都 渋谷区神宮前(原宿・竹下通り)
種別 テロ・無差別襲撃
状態 判決確定
被害 死者 0人  負傷者 8人
2019年(平成31年)1月1日未明、東京都渋谷区の原宿・竹下通りで、軽自動車が通行禁止の路上を最高時速約50キロで暴走し、歩行者8人が次々とはねられて重軽傷を負った事件。運転していた無職の男は殺人未遂罪に問われ、「死刑制度に対する報復であり、対象は誰でもよかった」という趣旨の供述をした。東京地方裁判所・東京高等裁判所とも懲役18年を言い渡し、被告側の控訴は棄却された。灯油を噴射する装置を車内に準備するなど計画性の高さが指摘された、不特定多数を狙った無差別襲撃事件である。
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事件の経過

2019年1月1日午前0時10分頃、東京都渋谷区の原宿・竹下通りで、軽自動車が通行禁止となっている路上を最高時速約50キロで暴走し、歩行者を次々とはねた。この事件で男性8人が重軽傷を負った。運転していたのは無職の男(当時23歳)で、殺人未遂罪に問われた。男は事件の12月上旬に運転免許を取得し、大阪で高圧洗浄機や灯油を準備したうえ、12月31日にレンタカーで上京して犯行に及んだ。車内にあった高圧洗浄機のノズル先端には着火装置が巻き付けられており、灯油を噴射して火炎放射器のように使用しようとしていたとみられている。
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動機と裁判の経過

男は「死刑制度は国民の総意に基づくものだから、対象は誰でもよかった」などと供述し、2018年7月のオウム真理教幹部の死刑執行を機に、死刑制度を支持する国民全体への報復を計画したとされる。裁判では殺意の有無が争われたが、東京地方裁判所は殺人未遂罪を認定し、懲役18年を言い渡した。被告側は控訴したが、2022年6月22日、東京高等裁判所は一審判決を支持し控訴を棄却した。その後、被告側がさらに上告したとの報道は確認されておらず、審理は事実上終結したとみられる。不特定多数を無差別に狙った計画的な犯行として、近年増加が指摘される無差別殺傷事件の一例に位置づけられている。

無差別襲撃事件としての位置づけ

本件は特定の被害者を狙ったものではなく、死刑制度という抽象的な対象への報復として不特定多数を無差別に攻撃した点に特徴がある。犯行に車両とみずから準備した着火装置を組み合わせて用いた点は、通り魔的な刺傷事件とは異なる計画性を示すものとして裁判でも指摘された。原宿・竹下通りは国内外から多数の観光客が訪れる繁華街であり、元日の深夜という人出の少ない時間帯を狙いつつも、繁華街という不特定多数が行き交う場所を選んだ点に、社会全体への報復という動機が表れているとされる。事件後、繁華街の警備のあり方や、車両を用いた無差別襲撃への対策が改めて議論された。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 2019年1月1日
  2. 逮捕 2019年1月1日 +0日
  3. 判決 2022年6月22日 +1,268日

経過

  1. 2019年1月1日
    平成31年

    事件・事故 軽自動車が竹下通りを暴走し歩行者8人が負傷

    最高時速約50キロで走行し、次々と歩行者をはねた。

  2. 2019年1月1日
    平成31年

    逮捕 男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕

  3. 2022年6月22日
    令和4年

    判決 東京高等裁判所が控訴を棄却し懲役18年を維持

    東京高等裁判所

出典・公的資料

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レポート・記事などで本ページを参照する際は、以下の表記をご利用ください。

「竹下通り暴走事件」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/2019-takeshita-street-attack/

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更新履歴

  • 2026年7月16日 初版公開

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