秋葉原通り魔事件 通称: 秋葉原無差別殺傷事件

結末 2015年2月、最高裁が上告を棄却し男の死刑が確定(2022年7月に執行)

発生日 2008年6月8日(平成20年) 2008年(平成20年)の事件 / 6月8日に起きた事件
経過 発生から18年4か月 2015年2月17日の確定から11年8か月
発生場所 東京都 千代田区外神田(秋葉原)
種別 テロ・無差別襲撃
状態 判決確定
被害 死者 7人  負傷者 10人
2008年(平成20年)6月8日昼、東京都千代田区外神田の秋葉原で、男(当時25歳)が2トントラックで交差点に突入して歩行者をはねた後、車を降りてダガーナイフで通行人らを次々と刺した。死者7人、負傷者10人を出す無差別殺傷事件となった。東京地方裁判所は2011年3月24日、殺人罪等で死刑判決を言い渡し、2015年2月17日に最高裁で確定、2022年7月26日に死刑が執行された。
秋葉原通り魔事件を象徴する概念イラスト
※イメージ画像(生成AIによる概念イラストであり、実際の現場・関係者を写したものではありません)
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事件の経過

2008年6月8日正午すぎ、東京都千代田区外神田の秋葉原で、歩行者天国が実施されていた交差点に、無職の男(当時25歳)が運転する2トントラックが赤信号を無視して突入し、歩行者5人をはねた。男はトラックを降りると、ダガーナイフを持って周辺にいた通行人や駆けつけた警察官ら十数人を次々と刺した。最高裁判決によれば、トラックで跳ね飛ばされた5人のうち3人が死亡、2人が負傷し、ダガーナイフで刺された人のうち4人が死亡、8人が負傷した。男は現行犯逮捕しようとした警察官にもナイフを突き出した。この事件により計7人が死亡、10人が負傷した。男は殺人未遂の現行犯で警視庁に逮捕された。
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動機と裁判の経過

男は事件前、携帯電話専用の匿名掲示板に犯行を予告する書き込みを繰り返しており、公判では「掲示板でのなりすましなどの嫌がらせをやめてほしかった」という趣旨の動機を主張し続けた。男は同年10月10日、殺人罪・殺人未遂罪・公務執行妨害罪・銃砲刀剣類所持等取締法違反の罪で起訴された。東京地方裁判所は2011年3月24日、「精神障害はなく刑事責任能力に欠けるところはない」として死刑を言い渡し、東京高等裁判所も2012年9月12日、控訴を棄却した。最高裁判所第一小法廷(櫻井龍子裁判長)は2015年2月2日、「周到な準備の下、強固な殺意に基づき、残虐な態様により敢行された無差別殺人事件」として上告を棄却する判決を言い渡した。判決は、男が派遣社員として職を転々とする中で社会への不満と孤独感を深め、没頭していたインターネットの掲示板で嫌がらせを受け、派遣先でも嫌がらせを受けたと思い込んで強い怒りを覚え、嫌がらせをした者らに重大な結果を知らしめようとして犯行に及んだと認定し、動機に酌量の余地はないとした。判決訂正の申立ても退けられたことで同月17日に死刑が確定した。死刑は2022年7月26日に執行された。

社会への影響

秋葉原のシンボルの一つだった歩行者天国は、事件を受けて実施が中止された。地元商店街等の要望を受け、警視庁は2011年1月23日、約2年7か月ぶりに歩行者天国を試験的に再開したが、同年3月の東日本大震災の影響で一時中止となり、同年4月17日に改めて再開された。事件は、当時社会問題化していた非正規雇用や「派遣切り」と結びつけて論じられることが多かったが、男自身は公判で経済的困窮を動機とする見方を一貫して否定した。現場となった交差点付近には、毎年6月8日前後になると犠牲者を悼む献花が絶えず、事件から17年以上が経過した後も追悼の場となっている。一方で近年は、事件を知らない訪日観光客らが献花台をごみ置き場と誤認する例が相次いだことから、千代田区が自動圧縮ごみ箱を周辺に設置するなどの対策を進めている。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 2008年6月8日
  2. 逮捕 2008年6月8日 +0日
  3. 起訴 2008年10月10日 +124日
  4. 判決 2011年3月24日 +895日
  5. 判決 2012年9月12日 +538日
  6. 判決 2015年2月2日 +873日

経過

  1. 2008年6月8日
    平成20年

    事件・事故 トラックが交差点に突入、刺傷事件が発生

    死者7人、負傷者10人。

  2. 2008年6月8日
    平成20年

    逮捕 殺人未遂の現行犯で逮捕

  3. 2008年10月10日
    平成20年

    起訴 殺人罪等で起訴

  4. 2011年3月24日
    平成23年

    判決 東京地方裁判所が死刑判決

    刑事責任能力に問題はないと認定。

    東京地方裁判所

  5. 2012年9月12日
    平成24年

    判決 東京高等裁判所が控訴を棄却

    東京高等裁判所

  6. 2015年2月2日
    平成27年

    判決 最高裁判所が上告を棄却

    最高裁判所

  7. 2015年2月17日
    平成27年

    その他 判決訂正の申立ても棄却され死刑確定

  8. 2022年7月26日
    令和4年

    その他 死刑執行

出典・公的資料

一次資料 1件 判決文・白書・調査報告書・法令など、原典にあたれる資料を掲載しています。

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関連する法律用語

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「秋葉原通り魔事件」事件JP、2026年10月31日閲覧。https://jiken.jp/cases/2008-akihabara-massacre/
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更新履歴

  • 2026年10月3日 一次資料補強:最高裁の判決文(裁判所ウェブサイト)を出典に追加し、トラックとナイフそれぞれによる死傷者の内訳と、最高裁が認定した動機を追記
  • 2026年9月26日 フォローアップ第2ラウンド: khb東日本放送出典のリンク切れを千代田区公式ページに差し替え
  • 2026年9月24日 出典type分類を訂正(press→other、民間報道4件)
  • 2026年7月17日 初版公開

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