広島刑務所中国人受刑者脱獄事件
| 発生日 | 2012年1月11日(平成24年) |
|---|---|
| 経過 | 発生から14年6か月 2012年5月1日の確定から14年3か月 |
| 発生場所 | 広島県 広島市中区 |
| 種別 | その他 |
| 状態 | 判決確定 |
広島刑務所の運動場から中国籍の受刑者が脱走した事件。塀を乗り越えて逃走し、約54時間後に広島市内で身柄を確保された。
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事件の経過
2012年1月11日午前10時30分ごろ、広島県広島市中区の広島刑務所で運動中だった40歳の中国籍の受刑者が姿を消した。受刑者は運動場を囲む内塀を乗り越え、収容棟の屋根伝いに外塀まで移動し、工事関係者が設置していた足場用のパイプを使って外部へ脱走した。
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受刑者の経歴
この受刑者は、2005年5月に岡山市内で職務質問を受けた際に警察官に発砲し、殺人未遂容疑などで逮捕された人物であった。同年6月には岡山西警察署に留置中、護送車を乗っ取って逃走を図る事件も起こしている(約30分後に再確保)。これらの罪により懲役23年の判決を受け、2008年6月から広島刑務所に収容されていた。
身柄確保とその後
警察庁は特別手配を行い、大規模な捜索の結果、脱走から約54時間後の1月13日午後、広島市西区で受刑者の身柄を確保した。刑務所の塀の警備体制や、工事業者が現場に足場を放置していた管理体制の不備が問題視され、広島地方裁判所は脱走の罪で懲役2年4月の判決を言い渡した。日本国内では長らく大規模な脱獄事件が発生していなかったため、刑事施設の警備体制を見直す契機となった。
刑事施設の警備体制
広島刑務所は、外国人受刑者を含む収容者数が多い施設として知られていた。事件後の検証では、工事関係者が作業終了後に足場用パイプを敷地内に放置していたことが、受刑者の脱走を容易にした直接の要因と指摘された。法務省は全国の刑事施設に対し、工事現場の資材管理や塀の警備体制の総点検を指示した。
外国人受刑者の処遇をめぐる課題
事件を機に、日本語が十分に通じない外国人受刑者とのコミュニケーション体制や、収容施設内での処遇のあり方についても議論が起きた。法務省は通訳体制の強化や、外国人収容者に対する教育プログラムの充実を進める一因ともなった。
刑事施設をめぐる報道
大規模な脱獄事件は日本では珍しく、当時のニュースは連日この事件を大きく報じた。逃走中は周辺住民に対する注意喚起が行われ、地域社会に一時的な不安をもたらした。
再発防止策
法務省はこの事件を教訓に、工事業者への資機材管理の徹底指導や、塀周辺の巡回警備強化など、全国の刑事施設における再発防止策を通知し、施設の安全管理体制の総点検を進めた。
経過
-
2012年1月11日
平成24年事件・事故 受刑者が広島刑務所から脱走
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2012年1月13日
平成24年逮捕 約54時間後に広島市内で身柄を確保
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2012年
平成24年判決 広島地方裁判所が脱走の罪で懲役2年4月の判決が確定
広島地方裁判所
出典・公的資料
- その他
- 公的発表・広報
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「広島刑務所中国人受刑者脱獄事件」事件データベース jiken.jp、2026年8月3日閲覧。https://jiken.jp/cases/2012-hiroshima-prison-escape/
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