岩手・宮城内陸地震

発生日 2008年6月14日(平成20年)
経過 発生から18年1か月
発生場所 岩手県 奥州市・一関市ほか(岩手県)/栗原市ほか(宮城県)
種別 災害
状態 終結
被害 死者 17人  負傷者 426人
2008年(平成20年)6月14日午前8時43分ごろ、岩手県内陸南部を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生し、岩手県・宮城県で最大震度6強を観測した。地震により大規模な土砂崩れや地すべりが相次ぎ、17人が死亡、6人が行方不明となった。
広告

地震の経過

2008年6月14日午前8時43分ごろ、岩手県内陸南部の深さ約8キロメートルを震源とするマグニチュード7.2の地震が発生し、岩手県奥州市と宮城県栗原市で最大震度6強を観測した。震源が浅い内陸直下型の地震であったため、山間部を中心に大規模な土砂崩れや地すべりが相次ぎ、岩手・宮城県境付近を流れる磐井川・迫川・三迫川などでは、川をせき止める天然ダム(河道閉塞)が計15か所で形成された。岩手県一関市の国道342号にかかる祭畤大橋は、斜面崩壊により橋台や橋脚が大きくずれ動き、橋げたが折れ曲がって崩落した。この地震により17人が死亡、6人が行方不明となり、426人が負傷した。
広告

被害の特徴

宮城県栗原市の荒砥沢ダム上流では、最大落差約150メートルにおよぶ国内最大級の地すべりが発生し、大量の土砂が谷を埋め尽くした。岩手県一関市祭畤地区では、土砂崩れで道路が寸断されたことにより約100人が孤立し、自衛隊や消防による救助活動で98人が救出された。宮城県栗原市の駒の湯温泉では、宿泊客や従業員が土砂に生き埋めとなり7人が死亡した。行方不明者のうち2人は捜索が長期化し、地震から1年以上経過した2009年7月になってようやく発見された。震源地周辺は山間の温泉地や渓谷を含む観光地でもあり、宿泊客や行楽客が巻き込まれたことも被害を大きくした一因となった。道路が各所で寸断されたことにより、被災地への救援物資の輸送や復旧作業は難航し、自衛隊のヘリコプターによる孤立地域への物資輸送や住民の救出が続けられた。震源となった山間部は過疎化が進む地域でもあり、地震後の集落再建や住民の移転を含めた長期的な復興のあり方が課題となった。地すべりで生じた大量の土砂は河川の流路を大きく変え、後年の豪雨時に土石流として再び流出する懸念も指摘され、砂防工事による恒久的な対策が長期間にわたって進められた。この地震は、山間部における地震防災や土砂災害対策の重要性を改めて浮き彫りにした。

経過

  1. 2008年6月14日
    平成20年

    事件・事故 マグニチュード7.2の地震が発生

    死者17人、行方不明6人、負傷者426人。

出典・公的資料

この記事を引用する

レポート・記事などで本ページを参照する際は、以下の表記をご利用ください。

「岩手・宮城内陸地震」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/2008-iwate-miyagi-earthquake/

関連する事件

広告

更新履歴

  • 2026年7月17日 初版公開

本ページは公的資料に基づいて作成しています。情報の誤りにお気づきの場合や、掲載内容の削除・訂正のご依頼は お問い合わせ・削除依頼よりご連絡ください。