秋田児童連続殺害事件

結末 2009年5月、弁護側が上告を取り下げ、仙台高裁秋田支部が控訴を棄却した無期懲役の判決が確定した

発生日 2006年4月9日(平成18年) 2006年(平成18年)の事件 / 4月9日に起きた事件
経過 発生から20年6か月 2009年5月1日の確定から17年5か月
発生場所 秋田県 山本郡藤里町
種別 殺人
状態 判決確定
被害 死者 2人  負傷者 0人
2006年(平成18年)4月9日、秋田県山本郡藤里町で、当時33歳の女が自身の娘(小学4年生、9歳)を川に転落させて溺死させ、続いて同年5月には近隣の男子児童(当時7歳)を絞殺した連続殺人事件。当初は娘の水死は事故として扱われていたが、捜査の過程で女が2件の殺人に関与していたことが判明し、6月4日に逮捕された。秋田地方裁判所は2008年3月に無期懲役を言い渡し、控訴審でも維持された。弁護側は上告したが2009年5月に取り下げ、無期懲役が確定した。
秋田児童連続殺害事件を象徴する概念イラスト
※イメージ画像(生成AIによる概念イラストであり、実際の現場・関係者を写したものではありません)
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事件の経過

2006年4月9日午後7時45分頃、秋田県山本郡藤里町で、小学4年生の女児が行方不明になったと、母親である当時33歳の女から110番通報があった。翌10日、女児は自宅から約10キロ離れた藤琴川で水死体となって発見された。当初、この死は事故として処理されたが、その後の5月18日、同じ藤里町内に住む男子児童(当時7歳)が遺体で発見される事件が発生した。2件の事件を捜査する中で、母親が自らの娘を橋から川に転落させて溺死させ、さらに男子児童を絞殺していたことが判明し、6月4日に女が逮捕された。
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裁判の経過

女は2件の殺人罪に問われ、公判では実の娘への殺意の有無や、男子児童殺害の経緯などが争点となった。2008年3月19日、秋田地方裁判所は無期懲役を言い渡した。被告側は控訴したが、2009年3月25日、仙台高等裁判所秋田支部は一審判決を支持し、控訴を棄却した。検察側は上告しなかった。弁護側は上告したが、2009年5月にこれを取り下げたため、無期懲役が確定した。実の娘に続いて近所の児童も殺害された事件は、当時の日本社会に大きな衝撃を与え、事件をめぐる報道は長期間にわたって続いた。

事件の背景

母親は当時、周囲との人間関係に悩みを抱え、精神的に不安定な状態にあったとされる。実の娘の死を当初は事故として周囲に説明し、娘を捜索していた地域住民や報道機関の前でも動揺した様子を見せず振る舞っていたことが、後に「実の子を手にかけながら平然としていた」との印象を強め、大きな社会的関心を呼ぶ一因となった。もう一件の男子児童殺害についても、当初は面識のある人物として捜査に協力する姿勢を見せており、2つの事件が同一人物によるものと判明するまでには一定の捜査期間を要した。実の子どもを死に至らしめた母親による犯行として、家庭内における孤立や精神的負担の深刻さを問い直す契機ともなった。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 2006年4月9日
  2. 逮捕 2006年6月4日 +56日
  3. 判決 2008年3月19日 +654日
  4. 判決 2009年3月25日 +371日
  5. 判決 2009年5月 +37日

経過

  1. 2006年4月9日
    平成18年

    事件・事故 女児が川に転落し行方不明に

    母親が娘を橋から川に転落させ溺死させた。

  2. 2006年4月10日
    平成18年

    その他 女児が水死体で発見される

  3. 2006年5月18日
    平成18年

    その他 近隣の男子児童が遺体で発見される

    同じ母親による殺害と後に判明した。

  4. 2006年6月4日
    平成18年

    逮捕 母親を殺人容疑で逮捕

  5. 2008年3月19日
    平成20年

    判決 秋田地方裁判所が無期懲役を言い渡し

    秋田地方裁判所

  6. 2009年3月25日
    平成21年

    判決 仙台高等裁判所秋田支部が控訴を棄却

    一審の無期懲役を維持した。弁護側が上告した。

    仙台高等裁判所秋田支部

  7. 2009年5月
    平成21年

    判決 上告の取り下げにより無期懲役が確定

    弁護側が上告を取り下げた。検察側は上告しなかった。

出典・参考資料

この事件については、判決文・調査報告書などの一次資料をまだ確認できていません。以下は報道・文献などの参考資料です(出典の方針)。

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「秋田児童連続殺害事件」事件JP、2026年10月30日閲覧。https://jiken.jp/cases/2006-akita-child-murders/
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更新履歴

  • 2026年10月19日 確定の経緯を訂正(弁護側は上告した後に取り下げ)し、加害者の表記と扇情的な表現を改めた
  • 2026年9月26日 被害男児の年齢を訂正(8歳→7歳、独立2出典で確認)
  • 2026年7月16日 初版公開

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