宇佐市親子強盗殺人事件

現在 2025年8月、福岡高裁が控訴を棄却して一審の死刑判決を維持し、被告は同日最高裁に上告

この事件は公判中です。 判決が確定していない被告人・被疑者は、有罪判決が確定するまで無罪と推定されます。記述は2026年10月18日時点で確認できた公的資料・報道に基づいており、今後の審理により変わる可能性があります。

発生日 2020年2月2日(令和2年) 2020年(令和2年)の事件 / 2月2日に起きた事件
経過 発生から6年8か月
発生場所 大分県 宇佐市安心院町
種別 殺人
状態 公判中
被害 死者 2人  負傷者 0人
2020年(令和2年)2月2日、大分県宇佐市安心院町の住宅で、住人の男性(当時51歳)とその母親(同79歳)が首を刃物などで刺されて殺害され、現金が奪われた事件。大分市の会社員の男が強盗殺人などの罪に問われ、大分地方裁判所は2024年(令和6年)7月2日、求刑通り死刑を言い渡した。被告側は控訴したが、2025年(令和7年)8月5日、福岡高等裁判所は控訴を棄却して死刑判決を維持し、被告側は同日、最高裁判所に上告した。
宇佐市親子強盗殺人事件を象徴する概念イラスト
※イメージ画像(生成AIによる概念イラストであり、実際の現場・関係者を写したものではありません)
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事件の経過

大分地裁の判決によれば、男は窃盗の目的で、2020年2月2日午後7時22分ごろから56分ごろまでの間に大分県宇佐市安心院町の住宅に侵入し、住人の女性(当時79歳)とその長男(当時51歳)を殺害して金品を奪おうと考え、午後10時20分ごろまでの間に、2人の首などをはさみや菜切り包丁などで何度も突き刺して失血死させ、現金少なくとも5万4,000円を奪った。検察側は約8万8,000円が奪われたと主張したが、判決は女性の所持金の推計には不確かさが残るとしてこれを認めなかった。捜査では、事件当時に男の車両が現場の北方約550メートル付近に止められていたこと、現場に残された運動靴の跡と男が購入した靴の形状、男が事件翌日以降にスマートフォンで「殺人犯が捕まるまで」「血液車落とすには」などと検索していたことなど、多くの状況証拠が積み重ねられた。
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裁判の経過

男は強盗殺人などの罪で起訴され、無罪を主張した。大分地方裁判所は2024年7月2日、被告が犯人であることは合理的な疑いを超えて認められるとして、求刑通り死刑を言い渡した。被告側は控訴し、証拠の評価などを争ったが、2025年8月5日、福岡高等裁判所は「地裁の判断が不合理だとは認められない」として控訴を棄却し、一審の死刑判決を維持した。被告は同日、判決を不服として最高裁判所に上告しており、本稿執筆時点で審理は継続している。事件発生から犯人特定までに数年を要した、状況証拠の積み重ねによる立証が特徴的な事件である。

立証の特徴

本件では、犯行を直接目撃した証言や自白に頼ることなく、車両の位置、現場の運動靴の跡、インターネットの検索履歴、事件前後の買い物の記録など、多岐にわたる状況証拠を積み重ねる手法で被告人が犯人であると認定された。被告人側は、別の人物らが大量殺人に関与しておりそれに巻き込まれたのではないかと不安になって殺人事件に関する検索をしたなどと説明したが、判決は退けている。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 2020年2月2日
  2. 判決 2024年7月2日 +1,612日
  3. 判決 2025年8月5日 +399日

経過

  1. 2020年2月2日
    令和2年

    事件・事故 親子を刺殺し現金を奪う

    住人の男性と母親が殺害され、現金が奪われた。

  2. 2024年7月2日
    令和6年

    判決 大分地方裁判所が死刑を言い渡し

    被告人が犯人であると認め、求刑通り死刑とした。

    大分地方裁判所 (事件番号: 令和3年(わ)第205号)

  3. 2025年8月5日
    令和7年

    判決 福岡高等裁判所が控訴を棄却

    一審の死刑判決を維持した。

    福岡高等裁判所 (事件番号: 令和6年(う)第183号)

  4. 2025年8月5日
    令和7年

    その他 被告が最高裁判所に上告

出典・公的資料

一次資料 2件 判決文・白書・調査報告書・法令など、原典にあたれる資料を掲載しています。

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関連する法律用語

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「宇佐市親子強盗殺人事件」事件JP、2026年10月30日閲覧。https://jiken.jp/cases/2020-usa-parent-child-robbery-murder/
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更新履歴

  • 2026年10月3日 一次資料補強:大分地裁・福岡高裁の判決文(裁判所ウェブサイト)を出典に追加し、犯行の時刻・凶器・死因、被害額の認定(約8万8,000円の主張は不採用)、状況証拠の内容を判決に基づき修正
  • 2026年7月16日 初版公開

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