川崎市登戸通り魔事件

発生日 2019年5月28日(令和元年)
経過 発生から7年2か月
発生場所 神奈川県 川崎市多摩区登戸新町
種別 テロ・無差別襲撃
状態 終結
被害 死者 2人  負傷者 18人
2019年(令和元年)5月28日朝、神奈川県川崎市多摩区登戸新町の路上で、私立小学校のスクールバスを待っていた児童や保護者らが、刃物を持った男(51歳)に次々と刺され、小学6年の女児(11歳)と保護者の男性(39歳)が死亡、18人が負傷した。男は現場で自殺し、動機の解明に至らないまま事件は終結した。

事件の経過

2019年5月28日午前7時45分ごろ、神奈川県川崎市多摩区登戸新町の路上で、私立小学校のスクールバスの到着を待って並んでいた児童や保護者ら約20人の列に、刃物を持った男(51歳)が背後から無言のまま駆け寄り、次々と切りつけた。小学6年の女児(当時11歳)と、送迎に付き添っていた保護者の男性(当時39歳)が死亡し、児童や保護者ら18人が重軽傷を負った。男は自らも自分の首を刺し、搬送先の病院で死亡が確認された。事件はスクールバスを待つ列という、日常生活の中でも特に無防備な状況を狙った通り魔的犯行として、社会に大きな衝撃を与えた。

社会への影響

実行犯の男は事件直後に死亡したため、動機を直接明らかにすることができず、刑事責任を問うための手続きも行われないまま事件は終結した。捜査や報道を通じて、男が長期間にわたり親族宅の一室に閉じこもりがちな生活を送っており、高齢の親族が行政の窓口に相談を寄せていたことも伝えられた。事件の数か月前には親族との間でも気まずいやり取りがあったとされ、男は事件の約3か月前に犯行に使う刃物を購入していたことも判明している。こうした経緯から、社会的孤立と犯行との関連が議論の対象となった。一方で、実態の分からない段階で「ひきこもり」と犯罪を安易に結びつける論調に対しては、当事者団体や専門家から強い懸念や批判の声が上がった。事件を受け、被害校はスクールバスの運行を一時中止し、市営バスでの送迎に切り替えた。約3か月後に運行を再開した際には、現場となった停留所を使わない経路に変更し、警備員の人数を増やすなど安全対策を強化した。地元の川崎市多摩区では、事件当日から通学路への警察官の配置や職員による見守りが行われ、神奈川県内の他の自治体でも集団登下校やパトロールの強化が広がった。事件から数年が経過した後も、遺族や負傷した児童・保護者への経済的支援や心のケアの継続が課題として指摘されており、児童が集団で待機する公共空間の防犯対策のあり方を問う契機となった事件として記憶されている。

経過

  1. 2019年5月28日
    令和元年

    事件・事故 スクールバスを待つ児童らが刺される

    死者2人、負傷者18人。実行犯の男は現場で自殺。

  2. 2019年5月28日
    令和元年

    その他 被疑者死亡のまま捜査終結

出典・公的資料

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「川崎市登戸通り魔事件」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/2019-kawasaki-noborito-stabbing/

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更新履歴

  • 2026年7月17日 初版公開

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