元厚生事務次官等連続襲撃事件
| 発生日 | 2008年11月18日(平成20年) |
|---|---|
| 経過 | 発生から17年8か月 2017年1月1日の確定から9年7か月 |
| 発生場所 | 埼玉県 さいたま市南区・東京都中野区 |
| 種別 | 殺人 |
| 状態 | 判決確定 |
| 被害 | 死者 2人 負傷者 1人 |
元厚生事務次官やその家族の自宅が相次いで襲撃され、2人が死亡、1人が重傷を負った事件。
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事件の経過
2008年(平成20年)11月17日夜、埼玉県さいたま市南区の自宅で、厚生省(当時)の事務次官を務めた山口剛彦さん(当時66歳)と妻の美知子さん(当時61歳)が刃物で刺殺されているのが発見された。翌18日には、東京都中野区の元厚生事務次官・吉原健二さん(当時78歳)の自宅が襲撃され、妻の靖子さん(当時73歳)が刃物で刺されて重傷を負った。連続して元厚生省幹部の自宅が狙われたことから、警察庁を挙げた大規模な捜査が行われた。
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出頭と動機
事件発生から5日後の11月22日夜、犯行を認める男が警視庁本部に出頭し、翌23日未明に銃刀法違反の容疑で逮捕された。男は「約34年前、飼っていた愛犬が保健所に持ち込まれ殺処分されたことへの復讐だ」と供述し、当時の対応にあたった厚生省の担当者やその関係者ら合わせて10人を殺害する計画だったと説明した。動機の特異性や計画性の高さから、社会に大きな衝撃を与えた。
裁判の経過
さいたま地方裁判所は2010年3月、被告に対し死刑判決を言い渡した。被告は控訴・上告したが認められず、最高裁判所で死刑判決が確定した。個人的な恨みを動機として無関係の家族を含む複数人が犠牲になった本件は、公的機関の職員やその家族に対する私的な報復犯罪への社会的な関心を高める契機となった。
事件が投げかけた波紋
事件を受け、警察は全国の公的機関の元幹部やその家族への警戒を強化した。当時、年金記録問題をめぐり厚生労働行政への国民の不信感が高まっていた時期と重なったことから、事件発生当初は行政への抗議とみる見方も一部で報じられたが、被告自身は動機についてあくまで個人的な恨みによる犯行であると説明した。無関係な家族が標的になった点も、社会に強い衝撃を与えた。
事件前の兆候
被告は事件前、動物病院や保健所などに度々抗議の電話をかけていたとされる。個人の恨みが長期間にわたって蓄積された末に、無関係な家族を巻き込む凶行に至った事例として、犯罪心理学の観点からも注目された。
経過
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2008年11月17日
平成20年事件・事故 さいたま市で元厚生事務次官夫妻が刺殺される
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2008年11月18日
平成20年事件・事故 東京都中野区で元厚生事務次官宅が襲撃される
妻が重傷を負った。
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2008年11月23日
平成20年逮捕 出頭した男が銃刀法違反容疑で逮捕される
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2010年3月
平成22年判決 さいたま地方裁判所が死刑判決
さいたま地方裁判所
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2017年
平成29年判決 最高裁判所の上告棄却により死刑が確定
最高裁判所
出典・公的資料
- その他
- 公的発表・広報
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「元厚生事務次官等連続襲撃事件」事件データベース jiken.jp、2026年8月3日閲覧。https://jiken.jp/cases/2008-koseisho-jikan-attacks/
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