柏市連続通り魔殺傷事件

発生日 2014年3月3日(平成26年)
経過 発生から12年4か月 2016年10月11日の確定から9年9か月
発生場所 千葉県 柏市
種別 テロ・無差別襲撃
状態 判決確定
被害 死者 1人  負傷者 2人
2014年(平成26年)3月3日午後11時30分過ぎ、千葉県柏市の市道で、当時24歳の男が帰宅途中の女性、自転車の男性、会社員男性を数分の間に相次いで襲った通り魔事件。会社員男性は刃物で刺されて死亡し、車を奪われるなどした。男は強盗殺人・強盗致傷の罪に問われ、千葉地方裁判所の裁判員裁判で無期懲役を言い渡された。被告側が上告したが、2016年(平成28年)10月11日に最高裁判所が上告を棄却し、無期懲役が確定した。

事件の経過

2014年3月3日午後11時34分頃、千葉県柏市の市道で、帰宅途中の女性が何者かに襲われた。続いて午後11時36分頃には自転車に乗っていた男性が、さらに午後11時37分頃には会社員の男性がそれぞれ襲われ、数分の間に3件の被害が相次いだ。会社員男性は刃物で刺されて死亡し、加害者はこの男性の車を奪って逃走したほか、他の被害者にも負傷を負わせた。犯人は当時24歳の男で、強盗殺人及び強盗致傷の容疑で逮捕された。

裁判の経過

男は起訴事実を認め、2015年5月27日に千葉地方裁判所で初公判が開かれた。同年6月12日、裁判員裁判は無期懲役の判決を言い渡した。判決後、傍聴席から拍手が起きたことも報じられている。被告側は判決を不服として上告したが、2016年10月11日、最高裁判所は上告を棄却し、一審・二審の無期懲役判決が確定した。数分の間に3人を次々と襲うという犯行の異常な速さと、金品目的の強盗と無差別性が併存する犯行態様が、この事件の大きな特徴として指摘されている。

判決をめぐる反応

一審判決の際、傍聴席から拍手が起きたことが報じられ、被害者や地域社会の被った衝撃の大きさを象徴する出来事として注目された。犯人は取り調べや公判を通じて自身の犯行について反省の言葉を述べる一方で、周囲を挑発するような言動も伝えられ、更生の見通しが持てるかどうかが量刑判断の重要な要素として争われた。数分の間に3人を襲うという犯行の速さと、金品目的の強盗と衝動的な無差別性が併存する点は、単純な物盗り目的の犯罪や単純な通り魔事件のいずれとも異なる複合的な性格を持つ事件として、刑事裁判における量刑判断の難しさを示す事例ともなった。深夜の住宅街という人目の少ない環境で短時間に複数の被害が生じたことは、地域の防犯体制や夜間の見守り活動のあり方を見直す契機ともなった。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 2014年3月3日
  2. 判決 2015年6月12日 +466日
  3. 判決 2016年10月11日 +487日

経過

  1. 2014年3月3日
    平成26年

    事件・事故 3人を相次いで襲撃、会社員男性が死亡

    数分の間に女性・男性・会社員男性を襲い、車を奪った。

  2. 2015年6月12日
    平成27年

    判決 千葉地方裁判所が裁判員裁判で無期懲役を言い渡し

    千葉地方裁判所

  3. 2016年10月11日
    平成28年

    判決 最高裁判所が上告を棄却し無期懲役が確定

    最高裁判所

出典・公的資料

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「柏市連続通り魔殺傷事件」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/2014-kashiwa-serial-stabbing/

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更新履歴

  • 2026年7月16日 初版公開

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