高田馬場ライブ配信中女性刺殺事件 通称: 高田馬場ライバー刺殺事件

発生日 2025年3月11日(令和7年)
経過 発生から1年4か月
発生場所 東京都 新宿区高田馬場(JR高田馬場駅前路上)
種別 殺人
状態 公判中
被害 死者 1人
2025年(令和7年)3月11日午前、東京都新宿区高田馬場のJR高田馬場駅前の路上で、動画配信中だった女性(22歳)が、投げ銭や金銭の貸し借りを巡り関係がこじれた男(44歳)にナイフで刺され死亡した。男は殺人罪等で起訴され、東京地方裁判所は2026年7月15日、懲役16年(求刑懲役20年)の判決を言い渡した。

事件の経過

2025年3月11日午前9時50分ごろ、東京都新宿区高田馬場のJR高田馬場駅前の路上で、動画配信アプリで生配信をしていた女性(当時22歳)が、以前からの視聴者だった男(44歳)にナイフで多数回刺され、搬送先の病院で死亡が確認された。事件の様子は配信を通じて視聴者にも伝わった。駆けつけた警察官が到着した時点で男は現場にとどまっており、殺人容疑の現行犯で逮捕された。

動機と裁判の経過

男は2021年12月ごろから、女性が配信アプリ「ふわっち」で行っていたライブ配信を視聴するようになり、2022年8月に山形県内で初めて対面した。以後、投げ銭によるアプリ内課金や女性が勤めていたキャバクラでの飲食に計約240万円を費やしたほか、女性に約250万円を貸し付けた。返済を求めて起こした民事訴訟で支払いを命じる判決を得たものの、実際に返済されたのはごく一部にとどまり、男は困窮と不満を募らせていった。事件前日の配信を見たことをきっかけに犯行を計画したとされる。約2か月間の鑑定留置を経て刑事責任能力があると判断され、2025年5月29日、殺人罪等で起訴された。2026年7月1日の初公判で男は起訴内容を認めて謝罪し、同年7月10日の論告で検察側は「強固な殺意に基づく残虐な犯行」として懲役20年を求刑した。弁護側は、男が経済的に追い詰められた末の衝動的な犯行だったとして懲役9年が相当と主張した。裁判員裁判で審理した東京地方裁判所は同年7月15日、多数回にわたり突き刺した犯行の悪質性に加え、事件後の男の行為が被害者の尊厳を著しく損なうものであったと指摘し、懲役16年を言い渡した。

社会への影響

被害者は、視聴者からの投げ銭を主な収入源とする個人配信者だった。事件は、配信者と視聴者が金銭のやり取りを通じて個人的な関係を深めていく「ライブ配信」特有の距離感が、一方的な感情や金銭トラブルをきっかけに暴力へと転化した事案として大きく報じられた。視聴者が配信者に多額を貢いだ末に関係が破綻し凶行に及ぶという構図は、投げ銭文化を持つ配信プラットフォーム全般が抱える課題として受け止められ、配信者の身元や活動拠点の秘匿、視聴者とのやり取りにおける距離の取り方など、個人配信者の安全対策のあり方を問う契機となった。

審理・経過の流れ

  1. 事件・事故 2025年3月11日
  2. 逮捕 2025年3月11日 +0日
  3. 起訴 2025年5月29日 +79日
  4. 判決 2026年7月15日 +412日

経過

  1. 2025年3月11日
    令和7年

    事件・事故 路上で生配信中の女性が刺される

    動画配信中の女性(22歳)が死亡。

  2. 2025年3月11日
    令和7年

    逮捕 殺人容疑の現行犯で逮捕

  3. 2025年5月29日
    令和7年

    起訴 殺人罪等で起訴

    約2か月の鑑定留置を経て刑事責任能力があると判断された。

  4. 2026年7月15日
    令和8年

    判決 東京地方裁判所が懲役16年の判決

    求刑は懲役20年。

    東京地方裁判所

出典・公的資料

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「高田馬場ライブ配信中女性刺殺事件」事件データベース jiken.jp、2026年7月29日閲覧。https://jiken.jp/cases/2025-takadanobaba-livestreaming-stabbing/

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更新履歴

  • 2026年7月17日 初版公開

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